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レイとの出会い。10代のえり。13

[536]  ユキ  2006-06-17投稿
ただ夢を見た。
レイが誰かと話している夢…。

誰?

かすかにレイが話す声がきこえた。


『京子…。』


あたしは目を覚ました。
横にはレイがいた。
『あっおはよう。』
レイは笑顔で言う。
『おはようレイ…昨日は…』
謝ろうとしたあたしにレイは軽くキスをして
『仕事行って来るょ。』
と言って行ってしまった。
あたしは今日は休み。
久しぶりにゆっくりしようと仰向けに寝転がると
なにかとてつもなく
イライラし始めた。
わけのわからないこのイライラさにあたしは余計にイライラした。

原因がわからない。

とりあえず空気の入れ替えなんかして環境かえてみたけど効果なくて…
あたしは思い出したかのようにかばんをあさりはじめた。
あった…。

あすかからもらったあの薬を見つけて
あたしはなぜかほっとした。そして急いでそれを飲む…。
《まだ…。》
昨日より少し大目に飲んでやっと落ち着いた。
この時はまだ
ドラッグのおそろしさなんか知らないあたし。
なぜだかレイにはばれちゃいけないような気がして
レイがいつも薬を置いている場所には置かないで
つねに自分のかばんの中にいれておこうと試みた。
そしたらなんだかむしょうに叫びたくなって
カラオケに一人で行って熱唱なんかした。
気がつけば五時。
一人で六時間も歌うなんて今までなかった。

あたしおかしい…。

あたしはレイが帰ってくる7時までにはなんとか気を落ち着かせようとまた薬を飲む。
さっきの量じゃまた足りず
2倍に増やす。
《これで大丈夫…。でもあと少ししかない…買おうにもお金なんてない…。》
あたしはほんとにこれが
心を落ち着かせてくれるものだって
信じてた…。

続。

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