携帯小説!(PC版)

トップページ >> 恋愛 >> desteny??

desteny??

[375]  meeco  2008-11-06投稿
長谷部と別れて一年が経った。それ以来、彼氏を作る気にも、ならなかった。

以前より、酷い男性恐怖症に悩まされていた。大学の友人達が、私に気を遣って、出逢いの場を設けてくれたりしていたが、適当な理由を付けては、また断っていた。

淳は、今春、服飾専門学校を卒業し、先輩が、数年前にオープンさせた表参道のショップで働く事に決まった。

そんな時―\r
久し振りに、淳と青山に飲みに出掛ける事になった。

「久し振りだね・・・。」

「元気だったか〜?今年、香里も、今年、就職活動だよな?」

「うん・・・。まだ何もしたい事も決まらないし、どうしよう?って感じなんだけどね。」

「で・・・、彼氏は?出来たのかよ?」

淳からの意外な言葉だった。私の男性関係なんて、気にならないのだと思っていた。

「・・・、彼氏?居ないよ、そんな人。」

「そっか・・・、早くいい奴見付けろよ〜。お前には幸せになって欲しいからさ。」

淳は、私の顔を見ずに、遠くを見つめながら言った。何故か、悲しい気持ちになった。

「あっちゃんは、今、幸せなんでしょ?私の事なんて気にしないで、幸せになってよ。」

「彼女と別れたんだ・・・。」

淳は、高校の卒業式間近に付き合った彼女と、最近別れていた。この時、初めて知ったのだった。

「あっちゃんなら、直ぐ新しい彼女出来るよ。」

「あのな・・・、そんな簡単じゃねぇよ?香里・・・、俺と寄り戻すか?」

淳は、私をからかう様に言った。冗談で言う様な様子には、思え無かった。その言葉に、直ぐに応えられ無い私が居た―\r




感想

感想はありません。

「 meeco 」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス