携帯小説!(PC版)

トップページ >> スポーツ >> サイン〜第一章〜?

サイン〜第一章〜?

[439]  重ね着  2008-11-06投稿
初回は3人で抑えた。

裏の攻撃、相手のエラーと四球でたまったランナーをオレと昇の連打で返し先制した。

2回表、藤村との初対決。
投球練習を終え、昇が守備に声をかけ座る。藤村の素振りを見た感じだと、良いスイングはしているが他のバッターとさほど違いはなかった。


藤村が打席に入り、構えた瞬間だった。

(!!打たれる…)


初めての感覚だった。懐の大きな構え、殺気漂う目つき。何より自信がみなぎっていた。

昇も同じものを感じ取ったのか、珍しくボール球を要求してきた。

(ダメだ!初球から勝負だ!)

オレは、そのサインに首を振った。
思い返せば昇のサインに首を振ったのはこの時1回だけかもしれない。


少し考えた昇だったが、ストライクゾーンにミットを構えた。

オレは大きく振りかぶり、ミットめがけて思い切り腕を振り抜いた。


…キーン!!!

一切濁りのない音とともにボールはだんだん小さくなり、フェンスの向こうへ消えていった。

初めて打たれたホームラン。そしてオレがこれまで唯一打たれたホームランだった。

感想

感想はありません。

「 重ね着 」の携帯小説

スポーツの新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス