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希望に咲いた花束 5

[492]  神様の親戚  2008-11-07投稿
勇人「そのぉ〜何て言えばいいんだろう?
彼女ってさぁ、お前と全然違うんだっ。
裏があるっていうか…
まぁはっきり言うわっ、俺…浮気されたんだっ…。」


恵美「…。」
(私は浮気なんかしない…)


勇人「まぁどうせ付き合って間もなかったし、なんかこうなるのわかってたよなっ。お前もそう思わねぇ??」




恵美「…」
(勇人…)





恵美「…思わない。」
)

勇人「え?」


恵美「勇人は何もわかってないよ!?女の子が浮気するって事は、そんな単純な事じゃないの!
勇人が始めから中途半端だったから!!
何も彼女の為に出来てなかったんじゃない?
だから彼女は勇人の事もっと好きになれなかったんだよ!!
それで私の顔見たかった?
私はそんな勇人、見たくない!!」


勇人「……。」


勇人はまた、タバコを手に取って…ベランダへ向かった…。



勇人「…じゃ帰れよ。」



恵美「うん…。」







私は勇人の部屋を出る直前…少しだけ振り返って勇人見た…。







勇人の背中がすごく小さく見えて…


なんだか…









泣いてるような気がした…。













勇人の父「…帰るのかい?」





恵美「うん。勇人と会えたし、充分だよ、おじさん。」



勇人の父「そうか…」









私は玄関を出て、


家に向かう途中の公園のベンチに座って空を見た…。



(勇人は中途半端…)




涙が頬を伝った。








(私…


何言ってるんだろ…)










私は勇人に怒鳴っている時、




自分が過去に戻されている意味が少しわかった気がした…。






私がおじさんの会社でミスなく働けたことも…


勇人に抱き着けなかったことも…









きっとこれは全部…








『勇人の為』だったのかもしれない…。


つづく

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