希望に咲いた花束 5
勇人「そのぉ〜何て言えばいいんだろう?
彼女ってさぁ、お前と全然違うんだっ。
裏があるっていうか…
まぁはっきり言うわっ、俺…浮気されたんだっ…。」
恵美「…。」
(私は浮気なんかしない…)
勇人「まぁどうせ付き合って間もなかったし、なんかこうなるのわかってたよなっ。お前もそう思わねぇ??」
恵美「…」
(勇人…)
恵美「…思わない。」
)
勇人「え?」
恵美「勇人は何もわかってないよ!?女の子が浮気するって事は、そんな単純な事じゃないの!
勇人が始めから中途半端だったから!!
何も彼女の為に出来てなかったんじゃない?
だから彼女は勇人の事もっと好きになれなかったんだよ!!
それで私の顔見たかった?
私はそんな勇人、見たくない!!」
勇人「……。」
勇人はまた、タバコを手に取って…ベランダへ向かった…。
勇人「…じゃ帰れよ。」
恵美「うん…。」
私は勇人の部屋を出る直前…少しだけ振り返って勇人見た…。
勇人の背中がすごく小さく見えて…
なんだか…
泣いてるような気がした…。
勇人の父「…帰るのかい?」
恵美「うん。勇人と会えたし、充分だよ、おじさん。」
勇人の父「そうか…」
私は玄関を出て、
家に向かう途中の公園のベンチに座って空を見た…。
(勇人は中途半端…)
涙が頬を伝った。
(私…
何言ってるんだろ…)
私は勇人に怒鳴っている時、
自分が過去に戻されている意味が少しわかった気がした…。
私がおじさんの会社でミスなく働けたことも…
勇人に抱き着けなかったことも…
きっとこれは全部…
『勇人の為』だったのかもしれない…。
つづく
彼女ってさぁ、お前と全然違うんだっ。
裏があるっていうか…
まぁはっきり言うわっ、俺…浮気されたんだっ…。」
恵美「…。」
(私は浮気なんかしない…)
勇人「まぁどうせ付き合って間もなかったし、なんかこうなるのわかってたよなっ。お前もそう思わねぇ??」
恵美「…」
(勇人…)
恵美「…思わない。」
)
勇人「え?」
恵美「勇人は何もわかってないよ!?女の子が浮気するって事は、そんな単純な事じゃないの!
勇人が始めから中途半端だったから!!
何も彼女の為に出来てなかったんじゃない?
だから彼女は勇人の事もっと好きになれなかったんだよ!!
それで私の顔見たかった?
私はそんな勇人、見たくない!!」
勇人「……。」
勇人はまた、タバコを手に取って…ベランダへ向かった…。
勇人「…じゃ帰れよ。」
恵美「うん…。」
私は勇人の部屋を出る直前…少しだけ振り返って勇人見た…。
勇人の背中がすごく小さく見えて…
なんだか…
泣いてるような気がした…。
勇人の父「…帰るのかい?」
恵美「うん。勇人と会えたし、充分だよ、おじさん。」
勇人の父「そうか…」
私は玄関を出て、
家に向かう途中の公園のベンチに座って空を見た…。
(勇人は中途半端…)
涙が頬を伝った。
(私…
何言ってるんだろ…)
私は勇人に怒鳴っている時、
自分が過去に戻されている意味が少しわかった気がした…。
私がおじさんの会社でミスなく働けたことも…
勇人に抱き着けなかったことも…
きっとこれは全部…
『勇人の為』だったのかもしれない…。
つづく
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