携帯小説!(PC版)

トップページ >> エッセイ >> 一生 シアワセ11

一生 シアワセ11

[513]  さきざき ひろ  2008-11-08投稿
そんなある日、僕のアパートに彼女のお兄さんがやってきた。もちろん、お兄さんとも付き合いがあったし、一緒に飲んだりもしていたから、ごく普通に迎えた。

彼女は二人兄妹で、でも僕より年下だった。
でも、お兄さん。

アパートでいつものように飲み会になった。
酔いが少しまわり始めた頃、ちょっとお願いがあって…と言われた。

それは、車を買い換える為に名前を貸して欲しいと言う事だった。
お兄さんは、ほぼ一年か二年でずっと新しい車に換えていたから、月々10数万の支払いをしていた。僕もその事は聞いていたから、…でもちょっと心配だったけど。

彼女と真剣だったから、結局は承諾した。
…数ヵ月は何もなかったけど。

心配が当たって、お兄さんの借金が僕に来てしまった。お母さんの方に相談しようかとも思ったけど、この時期に波風は立てたくなかったし、承諾した自分の責任だったから何も言えなかった。

馬鹿と言うか、アホと言うか…。

それでも彼女とは普通に。

そんな事があってから、しばらく時が経った。
やっぱり時間が経つとお互い慣れていって、時々喧嘩もするようになった。でも、たわいの無い事でだったから、コジレル事なんてなかったけど。

でも、…コジレル時がきた。少し酔っている時、ちょっと気に入らない事を言われて、僕もカッとなって内緒にしていた、言わずにいようと思っていた事を、つい喋ってしまった。

…失敗。

彼女が知らない所で自分の身内が、そんな迷惑をかけていたなんて…って。多分、そう思って、それで口喧嘩は終わった。

大人げなかった。

泣いていた。

ゴメン。言い過ぎた。本当は何とも思ってないから。もう済んだ事だし…。
何を言っても聞き入れてくれなかった。

普通は迷惑かけてゴメン。…と なって 感謝してくれて、元通り…じぁないのかな?

違ったんだ。

多分、対等の立場が崩れたからか、自分の身内の迷惑を許せなかったからなのか、はっきりとはわからない。

なんか、ギクシャクしていった。
愛していたから、何回も気にする事ないって言ったけど…

何かが違っていたんだろうか。

感想

感想はありません。

「 さきざき ひろ 」の携帯小説

エッセイの新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス