キスから始まる恋心?
「辰巳くん昨日携帯忘れてたよ」と夏美の声で振り向くあたしと辰巳。あたしはなんで?という顔で辰巳をみつめるそれに気付かないフリをする辰巳にムッときつつも「どこに忘れてたの?」とすかさず夏美に言うと少し間をあけ「うちの近くの公園。昨日ちょっと相談にのってもらってたの。」そのトキのあたしはそぅなんだ。と軽く考えていた。そのコトから一週間経ったコロ辰巳は夏美の家に泊まったということがわかった。あたしはわかったアトも何事もなかったように辰巳に接していた。夏美にとられたくなかった。そんなあたしに気付いていた夏美は「優菜〜あたしたち昔からなんでも分け合ってきたよね!」意味深な言葉に息を飲んで「そぅだったかな?」とぼけたように答えた。夏美は怒ったのか「優菜のものはあたしのものあたしのものは優菜のもの。わかった?!」なんだか自棄を起こしているように見えたあたしはわかった。と頷くしかなかった。その言葉の意味は十分わかっていたはずなのに。。昔から夏美はあたしのものを欲しがっては一緒に使っていた。あたしは一度も夏美のものを欲しがったコトなどないのに。
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