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エンブレム〜序章〜?―?

[291]  S・U  2008-11-12投稿
「…」
無視か…。
うーん、困ったなぁ…。
引っ掻くや噛み付くなら一応覚悟してたけど、まさかナイフを突き付けられるなんて予想外だよなぁ。
…まぁ、人間の時点で俺の予想は外れてるわけだけど…。
さて、どうしましょうか、この状況。
取り敢えずもう一度頼んでみる。
「あの、すいません…。絶対に何もしませんのでナイフを退けてくれませんか?」
「…」
彼女は無言でナイフを俺の喉元にさらに押し付けた。
薄くそこから血が滲む。
うーん、こりゃだめだな。
聞く耳なしとはこのことだ。
はぁ〜、今日が俺の命日かぁ。
うん、人生何事も諦めが肝心だ。
さぁ…何時でも刺しなさい…。
刺した瞬間から遥か彼方、子々孫々の代まで呪ってやる!!
…ぐ〜きゅるるる!
「…へ?」
「…ッ…」
ぱたん…。
「…」
…どうやら助かったみたいだな。
ふぅ〜、俺今心の底から安堵してるよ。
…しっかし随分とワンパターンな展開に救われたな。
うむ、この展開を初めて考えた人には多大なる感謝の意を示そうぞ。
「…さてと…」
冗談はさておいて…。
俺は彼女の方を見た。
…とりあえず、家に連れて帰るか。
傷の手当て位してあげたいし…。

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