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また明日へ?

[645]  うりぼう  2008-11-13投稿
彼氏か・・・・・・
夕暮れの空、明るい声の小学生達、今日の夜は流行りの恋愛ドラマがある。興味は、いまいちない私・・・・・・『はぁ。あみりは今日もウルサかったな・・・・・・』
パッとしない気分で、家路へ向かっていた途中、誰かの視線・・・視線なのかな? 何かを感じた私・・・。
背筋に何かが走り、頭の横を冷たい風が走る。
=何々!これが心霊体験ってやつ〜うっそ!!=
目の前には、ハッキリとしない映像が、しかし見覚えのある後ろ姿の人が倒れている!!
手を伸ばせば届きそうな場所に倒れている!!
その子の前には、見覚えのない人が立っている!!
しかし見覚えのある制服を着て立っている。      『制服?うちの?学校と一緒かな?。』

・・・・・・・・・・・・ユ・・・ユリ・・・ゆり!!

はっ!!!
心臓が滝のように蠢いている。
『あたし』
ゆり!ゆり! 『あっっぁあみりかぁ・・・』
『どうしたのさっ?いきなり倒れたって聞いたよ!!心配して駆けつけたんだから!!』
『あっっあたしどうしたの?』
『こっちが聞きたいよ!!!』
状況把握はまだしてないが、とりあえず倒れて病院に運ばれたのは確かみたいだ・・・。
=そういえば流行りのドラマは主役の可愛い女の子が・・・病気で死んじゃうんっだっけ・・・そういえば、あたし可愛いなぁ。病気なんだなぁ=           
『あみり・・・あたしやっぱり?』
『うん・・・・・・極度な疲労で倒れたみたいだよ!!平気平気あの女優ほど可愛くないから、死なないよ!第一〜悲劇のヒロインには彼氏がいないと始まらない。』
ひっひどい・・・しかも私心で思ってただけなのに。

入院は免れて家につき、お風呂に入り、ベッドに落ち着いた。さっきの母と父も、落ち着いた様子だったし、あたしは病気じゃないと、思う。
だけど・・・・・・ あの見覚えのある映像と、 見たことのない人が凄く凄くきになる。
『まぁ、そのうち忘れるだろう』
私は布団を抱き枕の用に丸めて、大胆に抱きつき眠った。

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