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ごめんなさい…

[136]  ナッツ  2008-11-14投稿
私は同期の麻実から麻実の彼と3人で飲みに行こうと誘われた。
麻実に彼氏が最近できたのだ。
「麻実の好きな人は見て見たいけど…私が行っても大丈夫かなぁ」
「大丈夫だって!郁美に見てもらいたんだよ。祐馬を!!」
麻実は私に彼を見せたくて見せたくてしょうがないらしい。
「う〜ん。じゃあ行こうかな」
「やったぁ!!」
麻実はすごくはしゃいでいた。


その週の金曜日、さっそく3人で飲む事になった。
「こんばんは。初めまして」
簡単なあいさつとともに飲み会が始まった。
麻実は彼がいるからかすごくはしゃいで楽しそう。
それを見てると私まで楽しくなってきてお酒が進んだ。
「郁美ちゃんお酒飲めるんだねぇ」
祐馬くんに声を掛けられた時には生ビール3杯目。
「郁美はねぇいつもビールばっか飲んでるんだよ!」
麻実が笑いながら祐馬くんに私の話を始めた。
仕事場での話やプライベートの話まで。
「あぁ〜その話はやめて〜」と、何度私は叫んだ事か。そのたびに祐馬くんは喜んでいた。

「ちょっとトイレ」
麻実が席を立った。
祐馬くんと2人になった。
「郁美ちゃんっておもしろいね」
「ええっ!そんなことないよ!!普通 普通」
私は手を振って否定した。すると振ってた私の手を祐馬くんが掴んできた。
「えっ!?」
急に頭の中が真っ白になった。
なんで祐馬くんは私の手を握ってるの?
「あの…」
どうしたら良いか分からなかった。
「もっと郁美ちゃんのことが知りたい」
えっ…。
祐馬くんの顔を見たら真剣な目で見つめ返され、目を逸らす事ができなくなってしまった。
「麻実が…」いるのになんで?と聞こうとしたら、
「手握ってなにしてるの?祐馬」
麻実が戻ってきていた。
「いや。もう帰ろうか」
祐馬くんは帰り支度を始めた。
麻実は様子がおかしいと察したらしく「何かあった?」と何回も私に聞いて聞いてきたが「何もない」と、祐馬くんが答えていた。
3人で歩いて帰っている間、私は祐馬くんの事を考えていた。考えた。思った。想ってしまった!!
その時、祐馬くんが私のことを見て手を出した。
私はその手をつかみ、祐馬くんはうなずき、私達は麻実をおいて走り出していた。
麻実の気持ちも考えず、ただこの手を離したくなくて祐馬くんと2人走り続けていた。

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