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フェアリービーズ…2

[337]  YuI  2008-11-14投稿

パチンッ☆

『できた!このチャーム、どこに付けようかな?』

『あ…浅倉、それ俺があげたビーズ?』

『うん!チャームにしたよ♪ありがとね美濃部くん!』

『うん…別に』

『美濃部くん!今日の放課後一緒にビーズ屋さん寄ってくれない!?』

『は!?なんで俺が!!』

『いいじゃん!!どーせヒマでしょ??』

『…まぁ、ね……』

『じゃあ決まり♪』

『はいはい…』




*放課後*

『ここだよ!!超かわいくない!?このお店!!』

『《ビーズ専門店 フェアリーローズ》…ふーん…ま、嫌いじゃない』

『まーったく…美濃部くんは本当に素直じゃないんだねぇ〜(笑』

『うっせーよ///』



…カシャンッ√コンッコロコロコロコロ…

『え…ッ』

『どうした?』

『さっき作ったチャームが取れちゃったみたい…美濃部くんにもらったキラキラのやつがなくなっちゃった…』

『しょーがねえな、探すか』

『…ありがとう美濃部くん』

『おう…てかこれ何だ?』

『ビン…?かわいい♪フタがハートになってるよ!』

『こんな小さなビン、床に置いといていいのかよ。てかここの店の人は?』

『あれ?そういえばいないね…』

『いないのに開店してるのおかしいだろ』




その時だった


パァァァァァァア…!

『えっ…な…眩しいっ…』

『なんだよこれっ…何が光ってるんだよ…』

店の奥で

何かが光っている。

『あれ、お前が探してたビーズじゃねぇの?』

『眩しくて直視できないんですけど…』



ポンッ!


『ぎゃあっ!』
『うわーっ!』

2人の声が重なる。



「ビンを見つけてくれて…ありがとうッ」

え?
何これ

………妖精?

「僕は全ての始まりの妖精、スタート。よろしくね!」


スタートと名乗る体長5センチくらいの妖精は、ふよふよ飛び回り始めた。





つづく

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