ばあちゃん
それは突然の知らせだった……
ばあちゃんが、ICUに運ばれたと。
全身に菌が回って、敗血症という病気らしい。
久しぶりに故郷に帰った。
病院に行った。
ばあちゃんは、僕が知っている、ばあちゃんじゃなくなっていた。
たくさんの管が体に刺さっていた。
体は小さくなり、造りモノみたいだった。
「ばあちゃん、分かる?リョウだよ」
<分かるよ。嫁さんは?>
僕は独身だ。
「まだ居ないよ。後1、2年後かな」
<長かな。そんなに待てんよ。>
僕は、涙が溢れた。大好きなばあちゃんの前で初めて泣いた………
そして、ばあちゃんは静かになった。
ばあちゃんが、ICUに運ばれたと。
全身に菌が回って、敗血症という病気らしい。
久しぶりに故郷に帰った。
病院に行った。
ばあちゃんは、僕が知っている、ばあちゃんじゃなくなっていた。
たくさんの管が体に刺さっていた。
体は小さくなり、造りモノみたいだった。
「ばあちゃん、分かる?リョウだよ」
<分かるよ。嫁さんは?>
僕は独身だ。
「まだ居ないよ。後1、2年後かな」
<長かな。そんなに待てんよ。>
僕は、涙が溢れた。大好きなばあちゃんの前で初めて泣いた………
そして、ばあちゃんは静かになった。
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