初恋-新しい時間-
亮太と想いが通じてから私達は人目を忍んで想い合ってきた。
私にとってはそばに感じるだけで幸せだった。
でも学校で理沙を見る度、心はいつも重い。
罪悪感という言葉では表せられない様な痛みが胸に広がる。
間もなくして理沙と亮太が別れた話は噂になった。
私のどこかでほっとしている自分が怖かった。
私も答えを出すべく彼に手紙を書いた。
手紙で別れを告げるのは良くない気がして、大事な話があると…答えを決めたと…書いた。
亮太にもそう報告すると、「そっか」
と安心感をくれる様に力強く理解してくれた。
もう季節は冬を迎えようとしていた。
彼からの返信は二週間が過ぎてもこなかった。
そんなことは初めてだったけど年末だし忙しいのかなと私は呑気に考えていた。
「クリスマスどうする?」
「えっ」
「えっじゃねーよ」
と亮太が笑いだした。
考えたら彼氏とクリスマスなんて過ごしたことない。
「亮太に任せる」
「どっか行きたいとこないのか?」
「…亮太とだったらどこでも楽しいよ」
「…お前ってたまに直球だよな」
と照れ隠しに外を見た。
そんな困った顔が嬉しい。
私達は特別になってからどんどん相手を知る。
そのどれもが愛しい。
私にとってはそばに感じるだけで幸せだった。
でも学校で理沙を見る度、心はいつも重い。
罪悪感という言葉では表せられない様な痛みが胸に広がる。
間もなくして理沙と亮太が別れた話は噂になった。
私のどこかでほっとしている自分が怖かった。
私も答えを出すべく彼に手紙を書いた。
手紙で別れを告げるのは良くない気がして、大事な話があると…答えを決めたと…書いた。
亮太にもそう報告すると、「そっか」
と安心感をくれる様に力強く理解してくれた。
もう季節は冬を迎えようとしていた。
彼からの返信は二週間が過ぎてもこなかった。
そんなことは初めてだったけど年末だし忙しいのかなと私は呑気に考えていた。
「クリスマスどうする?」
「えっ」
「えっじゃねーよ」
と亮太が笑いだした。
考えたら彼氏とクリスマスなんて過ごしたことない。
「亮太に任せる」
「どっか行きたいとこないのか?」
「…亮太とだったらどこでも楽しいよ」
「…お前ってたまに直球だよな」
と照れ隠しに外を見た。
そんな困った顔が嬉しい。
私達は特別になってからどんどん相手を知る。
そのどれもが愛しい。
感想
感想はありません。