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また明日へ?

[561]  うりぼう  2008-11-15投稿
今日はドタバタした毎日だった・・・。 あの男に押されたまま私はドアの先に踏み込めず引き上げた。
いつもなら親友のあみりに愚痴を・・・となるのだが今日は違う。
以前に受けていた、夢のオーディション!そう     《芸能界への道》
が開けるかの、合否が家に送られてくる日。。親友も気を使ってくれて、話題に出さなかったのだろうか?
私の空回り気味の行動もこの緊張感からきているみたいだ・・・

『ただいま〜』
『あっ!おかえりなさい。もう直ぐご飯だから、早く着替えちゃいなさい』

今日はいつもよりも気持ち、夕飯が豪華な気がする・・・
『最近学校はどう?』
『特に〜普通だけど・・・あの〜ふっ封筒届いてなかった?』
母は棚の上から、一通の封筒を私に渡した
家族が皆 箸を止め息詰まる空気の中で私は封筒を開けなかった。
それもしょうがない・・・。
父との約束で、そんな遊びはやめろ!! と言われ。私は
『五回だけ。五回だけチャンスをください』
 そして私はもう3度落選している           それでも、不思議で最初は頭から反対していた父だったが3度、落ちた私を見て、今では父も食事の箸が止まっていた。
『あっこれ部屋で見るね』               私のばか・・・ お風呂で呟いた
まだ封の切られていない封筒が机の上にあった・・・

私はひと息ついて、まぁ宿題はやらずに電気を消して布団に入り、封筒をにらみつけた!
ふとした瞬間に、昼間におきたあの男を思い出した。
なぜか、後ろ姿を思い出していた・・・
そして・・・    ハッとした!!!私が倒れたあの日に映像で見えた後ろ姿だ!!!
よくよく映像を思い出すと倒れていたのは私?あみり?ダブった映像でよくわからない・・・・・・
1度頭を左右に振り、封筒を開けた



『お母さんお母さんお母さん!!』
階段を恐れることなく私は夢中で駆け下りた!!!

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