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初めての恋…17

[429]  ひろ  2006-06-18投稿
「あの、なんで私の家分かったんですか?」
私は紅茶をティーカップに注ぎながら聞いた。

愛さんはソファーに座って辺りを見回している。「ふ〜ん、ここに、亮くん来たんだぁ。」

え?

「私、亮くんから聞いたの…
お見舞い行きたいからって…昨日、亮くんが来たことも知ってる。本人から聞いたから」
私は紅茶を愛さんに出した。手が震えてる…全部、知ってるって事なの?
佐藤が全部言った…?私の気持ちも?

「愛さんは彼氏がいるんですよね?」
「うん、いるけど。どうしたの?」

「それなのに佐藤亮の事キープするんですか?」

「私、真紀ちゃんには嫌われたくなかったな…。」

「え?」

「私の彼氏って奥さんと子供いるの。
だから結婚とか無理…でも、結婚したいし、子供も欲しいの。
だけど、別れる勇気がなくて…独りで生きてく自信もないし…
悩んでる時に亮くんから告白された…
嬉しかったよ、好きって気持ちはやっぱあるし…」

「だから、真紀ちゃんには悪いけど、亮くんを渡すわけにはいかないの…」
そういいながら愛さんは紅茶を飲んだ。


「今日、来たのはお見舞いじゃなくて、その事ですね?」

愛さんはティーカップを置いた。
「そうだね、心配もあったけど…
目腫れてるね。
昨日何かあった?亮くん?」

「……」

なんか全部みすかされてる…

「亮くん、無器用だから…
浮気も出来ない性格。振られたの?」

何、これ。
愛さんってこんな人だった?

「愛さんは…ずるいです。結局、自分が傷付くの恐くて、人を犠牲にしてるだけじゃないですか…」

「でも、亮くんは私を好きだよ。」

っ!!!

「じゃあ、彼氏とは別れるんですか?」

「うん、だから安心して♪二股するかもしれないから心配だったんでしょ?」

「そうですか…」

私は何も言い返せなかった。
愛さんは紅茶を飲み干すと帰って行った。

「愛さんは佐藤の事好きなんだよね、別れるって言ってたし…」

「私はもう必要ないか…」


「白井、大丈夫かなぁ」
バイト先…
今日、学校休んでたし、華菜ちゃんは大丈夫って言ってたけど…

今日、寄ってみようかな…。
「白井さんなら元気そうだったよ」

「愛さん!?どうして?」

「今日、お見舞い行ったの、名簿見て住所調べた♪」

「あ、アイツ何も言ってなかったですか?」
「言ってないよ?
仕事しよ♪」
「そうですか…」





佐藤…会いたい…

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