エリザベスドール?(7)
「エリザベスが、そのローズマリーって事なのかなァ?」
「姿形が似るいるから、その可能性は有り得るかもね」
「私が3歳の頃、当時の人形館で見た踊る人形も…同じ人形?」
「踊りが大好きだって、資料の書いてあったから多分ローズマリーだよ」
「なるほどね」
今度はジョージが質問した。
「人形はバラバラになったんだろう?」
「警察特殊部隊の砲撃を受けたからね」
「残念だなァ。折角…
伝説の人形をもっと観察出来るイイ機会だったのに…」
ルークは表情を固くした。
「何を言ってるんだよジョージ? あの化け物人形の為に、ジミーやフレデリカが殺されたんだぜ。キャサリンはあんな状態になってしまったし…」
「ルークだって、殺されそうになったのよ」
「そりゃ勿論、分かってるよ」
「だったら、イイ機会だったとか言うな」
これにはジョージ、ムッとなる。
「勘違いしないでくれ。俺は何も、犠牲になった学校仲間の神経を逆撫でするつもりで言ったんじゃない」
「じゃあ何だ?」
「研究だよ研究」
「研究?」
「そう、研究。
何も知らないよりは、少しでも化け物人形の生態や行動を研究した方が得だろう?
人形の弱点や急所が分かれば尚の事だ。
それなりの対応の仕方が考えられると思ったしね」
「なるほど。お前の考え、理解出来たよ」
自分の思いが理解されて、ジョージは安堵した。でも今更…
「まあ、人形がバラバラになってしまった今じゃあ研究の意味は無くなったけどね」
「全ては闇の中ってワケか…」
「そう」
「ジーナの霊は、どうなったの?」
「あの人形に憑依していたと言うなら、どこかを彷徨っているんじゃないか?」
ジョージの勘だ。
ルークは、ジーナに関する事を思い出した。
「そう言えば今夜辺り、バーソロン会長が交霊儀式をやるって言ってたな」
「霊媒師かなんかを雇って、ジーナの霊を呼び出すんだな?」
「多分」
「ルーク、行ってみるの?」
「行かないよ。ウチに来てみないかって会長から声をかけられたけど、断った」
「行った方が、良かったんじゃないの?」
「イヤ、これ以上は人形騒動に振り回されたくないから」
「姿形が似るいるから、その可能性は有り得るかもね」
「私が3歳の頃、当時の人形館で見た踊る人形も…同じ人形?」
「踊りが大好きだって、資料の書いてあったから多分ローズマリーだよ」
「なるほどね」
今度はジョージが質問した。
「人形はバラバラになったんだろう?」
「警察特殊部隊の砲撃を受けたからね」
「残念だなァ。折角…
伝説の人形をもっと観察出来るイイ機会だったのに…」
ルークは表情を固くした。
「何を言ってるんだよジョージ? あの化け物人形の為に、ジミーやフレデリカが殺されたんだぜ。キャサリンはあんな状態になってしまったし…」
「ルークだって、殺されそうになったのよ」
「そりゃ勿論、分かってるよ」
「だったら、イイ機会だったとか言うな」
これにはジョージ、ムッとなる。
「勘違いしないでくれ。俺は何も、犠牲になった学校仲間の神経を逆撫でするつもりで言ったんじゃない」
「じゃあ何だ?」
「研究だよ研究」
「研究?」
「そう、研究。
何も知らないよりは、少しでも化け物人形の生態や行動を研究した方が得だろう?
人形の弱点や急所が分かれば尚の事だ。
それなりの対応の仕方が考えられると思ったしね」
「なるほど。お前の考え、理解出来たよ」
自分の思いが理解されて、ジョージは安堵した。でも今更…
「まあ、人形がバラバラになってしまった今じゃあ研究の意味は無くなったけどね」
「全ては闇の中ってワケか…」
「そう」
「ジーナの霊は、どうなったの?」
「あの人形に憑依していたと言うなら、どこかを彷徨っているんじゃないか?」
ジョージの勘だ。
ルークは、ジーナに関する事を思い出した。
「そう言えば今夜辺り、バーソロン会長が交霊儀式をやるって言ってたな」
「霊媒師かなんかを雇って、ジーナの霊を呼び出すんだな?」
「多分」
「ルーク、行ってみるの?」
「行かないよ。ウチに来てみないかって会長から声をかけられたけど、断った」
「行った方が、良かったんじゃないの?」
「イヤ、これ以上は人形騒動に振り回されたくないから」
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