携帯小説!(PC版)

トップページ >> エッセイ >> 一生 シアワセ17

一生 シアワセ17

[405]  さきざき ひろ  2008-11-16投稿
何と無く 気が抜けてしまったのかな…

その後、しばらくの間仕事などに熱中出来なかった。…いつ、自分が死んでしまうか。両親と同じで、明日かも知れないし、いや今日かも…。

普通なら、だったら尚更今日を一生懸命に生きようとか、頑張ろうとか思うのかも知れなかったけど、その時の僕は考えられなかった。マイナス思考でしか…。

生活が荒れていった。
毎日夜の街に出掛けては、スナックやクラブ巡り。
多分、優しくして欲しくて、寂しくて、自分が存在している事をわかって欲しくて、…とか、いろんな気持ちがゴチャゴチャになっていたから。

情けないけど。

当然、彼女とも会っている時間は少なくなっていた。と言うより、あまり会っていなかった。

自分が段々最悪の状態になって行くのはわかっていた。でも、そこから抜け出そうともしなかった。抜け出せなかった。

結局、別れになった。
あんなに愛していた人なのに、その時は平気だった。情熱とか気合いとか、そんなものが何処かに行っていたから。
…気持ちの、心の無表情だった。

会社は順調だった。でも、退職する事にした。自分で立ち上げたのに…。
しばらく何もしないで、独りで居たかったし、アクセク働いても…なんて考えてしまっていたから。
半年程ブラブラ状態が続いていた頃、嫁いで行った姉から、うちで働かないか?と誘いがあった。
姉は建設関係の業種を営んでいる家に嫁いでいて、社員を募集しているから…との事だった。

まぁ、外で働いて気晴らしをして、元気になって欲しかったからだと思う。
…僕は承諾した。

それから何年かは平凡な毎日だったけど、外で働いて、またいろんな人達と関わりあって何かが変わった。

また前の様な感情が溢れてきて、変な考えや最悪のマイナス思考の状態から抜け出す事が出来た。

そうなると、やっぱり独りは寂しい。

だから、一緒に居てくれる人…家族が欲しくなった。前にも増して。

僕は、絶対恋愛結婚だと思っていた。今までの事を考えると…。

感想

感想はありません。

「 さきざき ひろ 」の携帯小説

エッセイの新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス