セブンスターとキール
煙草という恋人を見つけて半年が経った。
今では煙草と言う存在が無ければ立つことも出来ない。
現実的には立つことが出来るんだけど、ここで言う立つは精神的に、という意味だ。
僕は半年前、恋をした。そして、失恋をした。
彼女にであって、僕は夜もまともに眠れないし、煙草は吸い出すし、ぼーっとしてばっかりだ。
ひねくれものだから、気持ちも伝えられない。
失恋した、というのは、彼女から拒絶されたわけではなく、僕が感じていることだ。
僕は彼女に思いを打ち明けなかったし、これからもそうだろう。
伝えるつもりがない言葉は、無いのと同じだ。
でも、伝えるだけが善でも無い筈だ。
たまに煙草を吸うことが馬鹿馬鹿しいと思う事がある。体にろくな影響を与えないし。
でも恋愛だってそうだ。いつだって幸せになんかなれたりはしない。だったら煙草にだって期待なんかしなくたっていいじゃないか。
冬に向かう季節。穏やかで醒めた大気。僕という弱虫な人間。セブンスターと彼女。
すべてがうっすらと鬱陶しくて、でもたまらなく愛しい。
今では煙草と言う存在が無ければ立つことも出来ない。
現実的には立つことが出来るんだけど、ここで言う立つは精神的に、という意味だ。
僕は半年前、恋をした。そして、失恋をした。
彼女にであって、僕は夜もまともに眠れないし、煙草は吸い出すし、ぼーっとしてばっかりだ。
ひねくれものだから、気持ちも伝えられない。
失恋した、というのは、彼女から拒絶されたわけではなく、僕が感じていることだ。
僕は彼女に思いを打ち明けなかったし、これからもそうだろう。
伝えるつもりがない言葉は、無いのと同じだ。
でも、伝えるだけが善でも無い筈だ。
たまに煙草を吸うことが馬鹿馬鹿しいと思う事がある。体にろくな影響を与えないし。
でも恋愛だってそうだ。いつだって幸せになんかなれたりはしない。だったら煙草にだって期待なんかしなくたっていいじゃないか。
冬に向かう季節。穏やかで醒めた大気。僕という弱虫な人間。セブンスターと彼女。
すべてがうっすらと鬱陶しくて、でもたまらなく愛しい。
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