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失恋3

[358]  美保  2008-11-17投稿
別れるの?
もう終わり?
あたしはもう要らないの?
もう好きじゃないの?

「好きやで。大切やで。要らん訳ないやん。だから話そうか話さんとこかめっちゃ迷ってん
話さん方がよかった?」

いや、ちゃんと話して
けどあたしが9月頃あやしんだ時に聞きたかった。
証拠を見つけたくなかった。
「ごめん。
ごめん。ホンマに。
お前不安定やから、傷つけたくなかってん。
ホンマに傷つけたくなかってん。
けどオレだけ見てるお前が苦しかってん」

邪魔?
邪魔よな

「邪魔なんて思った事ない!」

ホンマに?

「ない!
お前の事も大好きやねん
けどあいつに逢って、あいつの方がもっともっと好きになってもてん。
結婚したいてすぐに思ってん」

彼はバツイチ。
彼女は海外赴任の旦那に着いて行って外国生活中。
あたしは離婚間近。

彼は社長さん
「当分結婚はいい」て言うてた。
あたしもそうだった。
けど、あたしとは一回も、したいとさえ思わなかった事を彼女にはすぐに求めた。

好き具合がかなり違う事を再確認した。

あたしはほとんど放置されてて、休みの日になると彼の部屋で、いつ帰るかわからない彼を待ち続けてた。
「午前中には帰る」
のメールは
「昼過ぎかな」
に変わり
夕方近くなってシビレをきらしたあたしのメールに
「もう少し」
15時くらいに「もう少し」
帰ってくるのは18時頃だった。
そしてセックスして少しのんびりしてまた仕事に戻っていく。
夜に戻ってくる時もあった。
24時間の内の3時間のためだけに、あたしは頑張れてた。
忙しい中帰ってきてくれるだけで嬉しかった。
「待ちきれない」と服を脱がす彼が大好きだった。
同じ事を彼女にもしてる。

違う。
一緒じゃない。
同じじゃないんだ。


彼女には待たせない。
夜彼女を一人で寝かせたりはしない。

「ご飯適当にしといて」とあたしみたぃにほったらかされる事はない。
「ご飯食べに行こう」と、忙しくても力を注ぐだろう。

あたしは友達に「彼女」として紹介された事はないけど、彼女はすぐに紹介されるだろう。
彼女なら社長の奥さんを立派に務められるだろう。
同じ間違いをしてもあたしは叱られ、彼女は受け入れられるだろう。


完敗なのに

わかってるのに

涙は静かに流れ続けてる。わかってる

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