携帯小説!(PC版)

トップページ >> 日記 >> 失恋7

失恋7

[372]  美保  2008-11-19投稿
甘えてキスして抱き合って、前よりくっついてもうっとうしがらない。
それもツラい。

「美保、これからもオレを守ってな?」

何度目がかのキスをした後、彼があたしを見つめて言った。

「あたしの代わりに彼女が守ってくれるでしょ?
あたしはもういいんでしょ?」

「ん〜違うな〜
何か違うねん」

ズルいよ…

すごく嬉しいよ…

また泣いちゃうやん…

「また泣く〜
もうホンマお前は〜」
彼は抱きしめてそう言った。

「守る
あたしがずっと守ったる」

「よろしく」

強いくせに。

けど、何かわかる。
守るもの。

間違ってないよねきっと。

もう帰る時間になっていた。



ズル休みした月曜日の夜中1:30、帰宅。

今日は寝なければ

明日は仕事に行かなきゃ

仕事…できるかな



翌朝、目覚ましがなる前に目が覚めた。

寒い。

今日から気温がぐっと下がるらしい。
少し早く目覚めてしまって、また彼と彼女の事を考えてしまって、また少し泣いた。

朝食も要らない。

昼食もおそらく入らない。
レトルトのスープだけ持って行く事にした。
出勤時間がせまり、昨日彼が乗っていた車に乗りこむ。
何をしてもどこにいても考えてしまう。

けれどきっと彼は、彼女に「いい天気だね。こっちはすごく寒くなりました」みたいな、またまたあたしには送った事のないメールを送っているんだろうと思った。
鼻の頭が寒さのせいだけでなく、赤くなった。
今日が寒くてよかった。
鼻が赤いのを誤魔化せる…



何度も泣きたくなったのを堪え、1日が終わった。

20時前、くだらない内容の後に「頑張ったから褒めて」とメールした。

日付が変わっても返信はなかった。

金曜日から月曜日まで、あたしがべったりいたから、今日は電話の日に間違いないと思った。
また涙が出た。

寂しくて寂しくて、どうすればいいのか考えたけれど、考えれば考えるほど苦しくなって、わからなくてなって、結局「おやすみなさい」とだけメールした。

明日、休んじゃおうか。いっそ会社なんて辞めてしまおうか。
あたしがこうしている間に、笑っている2人の顔が浮かぶ。

やっぱり今日も眠れない…


返信が来たのは深夜2:30過ぎだった。

「今日1日よく頑張りました
ご褒美にチュ
明日も頑張るように」
絵文字も入っていた。

ついででも、やっぱり嬉しかった。

久々に眠った。

感想

感想はありません。

「 美保 」の携帯小説

日記の新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス