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特別ではない主婦(39)

[231]  紀々  2008-11-20投稿
そのお調子者な話術のせいなのか、「本音」が見えない人でした。
しかも、お調子↑過ぎて どこまでが冗談なのかも全くわからない。

疑ってかかる、ではなく明らかに疑わしい人。
ボーダーラインぎりっぎりのところで、上手く周りとの距離を保っている臭いがしていた。

長くショップにいると、「だからこそ付き合い易い」と言う人もいれば、胡散臭いと対立して辞めていく人もいて。
気付けば、ショップの内で、私は、彼の次に長いスタッフになっていた。
付き合いが長くなってたのもあって、かなり彼にかわいがって貰っていたように思う。

調度その頃、ショップの雇用形態が変わって。
社員少数・バイト多数でシフトが回っていた。
(それまでは、全員社員だったんだけど)
その、社員少数ってのが彼(店長)と私。(ま、オーナーは別ですわ)
だから、バイトのシフトだったり、商品の事だったりを二人で決めたりしていて。

二人で食事しながら、
あ〜でもこ〜でもと話たりしてたし、
古着屋と言っても、扱ってるのは、古着だけではなかったから、
新アイテムの仕入の為に二人して展示会に出向いたりしてた。

そのうち、「本音」が見えない彼の「本音」がわかるようになって来て。
それをきっかけに、かなり親密になってたような気がする。

でも、私にとっては。
店長(上司)であって、「兄さん」とは呼んでいたけれど。
それこそ、大好きな彼氏もいるわけだし、恋愛対象外。とんでもございません。滅相もない。

たいして可愛くもないし(あ、可愛さ関係ないかな?)空回りはするし、
仕事だって長く居るわりに一人前とはお世辞にも言えない私は、お相手してもらおうにも、役不足ですよな感じ。
彼は妻子ある身だったしね。問題外です。

それくらい弁えておりまする。

で・もね〜(汗)
彼は違って来てしまったようだったのよ。
モテ期ってのに縁のない私からしてみれば、
有り難いんだか、有り難くないんだか。

もちろん、私に彼氏がいるのを彼は知ってた。
(もちろんって変な書き方だけど・・・)

うちのショップに彼氏が迎えに来てくれたり、買い物をしたりとかもあったから、接触も少なからずあったし。

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