檸檬哀歌?
朝の光は優しいのに部屋はお通夜みたいに重たい空気が流れていた。
沈黙を破ったのは猛の方からだった。
「昨日は、ゴメンな」
「ううん…それより…大変だったね、大丈夫だったの?…彼女さん」
「あぁ…クセ?みたいなもんだから」
そう言った猛は冷たく
「すぐ死のうとするんだ」
と、目を伏せ、理解出来ない様だった。
「そぅ…」
私は彼女を知らないからなんとも言えなかった。
「玲に出会う前からなの」
だから気にするなとでも言いたいんだろうか…
私は猛とそれ以上話をすることは出来ないと思った。
「あいつの親から頼まれてるんだ…だからあいつが短大卒業するまでは別れられない」
「…そぅ」
じゃぁ、卒業したら別れるの?一体なんなの?
聞きたいことは沢山あったけど聞く気力が私にはなかった。
「私、先に学校行くわ」
「おん…」
そう言って部屋を出ると自然と涙がでた。
きっと私、泣きたかったんだと思った。
猛はあの時、私の涙を気付いていたんだよね?
だけど呼び止めて抱き締める勇気も気力もなかったんだよね。
私は沙笑の家に3日お世話になり、家に帰った。
猛もいなかった。
猛はどんな思いで過ごしているんだろう?
向き合おうと思った。
沈黙を破ったのは猛の方からだった。
「昨日は、ゴメンな」
「ううん…それより…大変だったね、大丈夫だったの?…彼女さん」
「あぁ…クセ?みたいなもんだから」
そう言った猛は冷たく
「すぐ死のうとするんだ」
と、目を伏せ、理解出来ない様だった。
「そぅ…」
私は彼女を知らないからなんとも言えなかった。
「玲に出会う前からなの」
だから気にするなとでも言いたいんだろうか…
私は猛とそれ以上話をすることは出来ないと思った。
「あいつの親から頼まれてるんだ…だからあいつが短大卒業するまでは別れられない」
「…そぅ」
じゃぁ、卒業したら別れるの?一体なんなの?
聞きたいことは沢山あったけど聞く気力が私にはなかった。
「私、先に学校行くわ」
「おん…」
そう言って部屋を出ると自然と涙がでた。
きっと私、泣きたかったんだと思った。
猛はあの時、私の涙を気付いていたんだよね?
だけど呼び止めて抱き締める勇気も気力もなかったんだよね。
私は沙笑の家に3日お世話になり、家に帰った。
猛もいなかった。
猛はどんな思いで過ごしているんだろう?
向き合おうと思った。
感想
感想はありません。