携帯小説!(PC版)

トップページ >> エッセイ >> 一生 シアワセ20

一生 シアワセ20

[444]  さきざき ひろ  2008-11-21投稿
その頃の僕は順風満帆、仕事も生活も凄く順調だった。
日常の仕事はもちろん、個人的にも依頼が来て、休みの日やちょっと大きな仕事の時は、人を雇いこなしていた。
もちろん、収入は給料の倍以上。
ただ、夜の付き合いが多くなった。週に4日から5日は飲み屋さんに行くようになっていた。

でも、時々休みを取って家族サービスをした。
まだ子供達は小さいし、可愛いいから一緒の時間は大切だったから…。

そんな中で、ごくマレに何も予定がない日もあったけど、もうホボ毎日付き合いの飲み会が習慣になっていたから、そんな日は息抜きに個人的に飲みに行った。

…早く、帰ればいいのに。

個人で行く店は別の店。
仕事関係の人と行く店とは区別していた。
その店に居ると、落ち着いて飲む事が出来た。

もう7年くらいになるかな…。
ただ、とりとめのない話をしてるだけだけど。

でも、週に3回バイトに来る子が気になっていたんだ。だけど、いつもは他のお客さんに付いて、あまり話はした事が無かった。

その彼女はもう2年くらいになるけど、日中は派遣の仕事。子供が二人いて、バツイチだった。
大変だよね。女の人って。

そんな中、派遣の仕事を辞めてほぼ毎日、夜バイトに来るようになった。
当然、話が出来るようになった。

いろんな事を話すようになって、今の状態や不満や希望や…。いつしか僕が相談相手に選ばれていた。

生活の面では大変だろうという事は想像していたけど、就職も大変だったから、つい…。

彼女に、バイトを辞めて自分のお店を出したら?!って言ってしまった。
でも、勝算はあった。見た目綺麗だし、性格も悪くは無かった。まぁ、気が強かったけど。

でも、それくらいでないとやって行けない世界。

駄目なんだ。気になる人が苦労しているのを見ると…。

協力するよ!

数百万なら出せる余裕があったし、して欲しかった。
もちろん、誰にも内緒だったけど。そんな話をしてから半年後くらいにバイトを辞めて、自分の店をオープンした。

予想以上にお店は賑わった。嬉しかった。

…ただ、大人の男と女だから綺麗事だけの…じぁ無かったけど。

感想

感想はありません。

「 さきざき ひろ 」の携帯小説

エッセイの新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス