携帯小説!(PC版)

トップページ >> ファンタジー >> はるまついぶき 4

はるまついぶき 4

[385]  東雲  2008-11-21投稿
シルバードラゴン。その名の通り体が銀色で包まれているドラゴンだ。そのドラゴンの涙は傷や病気を治し、さらには死者をも生き返らせるという。もしその涙があれば、リリーどころか[売り物屋]自体を買うことができる。しかしみんなそんなことはおとぎ話だと思っていた。

誰かが作ったでたらめだと。

でもハルはそんな皮肉を信じた。一応シルバードラゴンがいるという[魔界の洞窟]があった。

「俺は[魔界の洞窟]へ行く」
ハルは言った。ヒューズをはじめいろんな人がそれを止めた。今まで[魔界の洞窟]から帰ってきた人がいないからだ。

それでもハルの意志は変わらなかった。

[魔界の洞窟]へ向かう前ハルはヒューズに言った。
「最後に頼み事があるんだ」

「なんだい」

「この手紙を伝書鳩に付けて[売り物屋]のリリーに送ってほしいんだ」
ハルはヒューズに手紙を渡した。

「…わかった。元気でな。俺からも質問があるんだ」

「なんだい」

「なぜそこまでして彼女にこだわるんだい」
少し考えてハルは言った。
「…約束したから」


ハルは二週間かけて[魔界の洞窟]についた。恐怖心が無いはずない。

リリーを救うことだけが俺をつきうごかすんだ。

ハルはランプに火をつけて真っ暗な洞窟に足を踏み出した。

感想

感想はありません。

「 東雲 」の携帯小説

ファンタジーの新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス