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Determination 10

[139]  ハル  2008-11-21投稿
「卒業以来だね」
少しぽっちゃりしたような感じの葵。
「入院してるって聞いて、びっくりしたけど元気そうだね!」
「頭だけ元気じゃないよ〜」つるつるの頭をみせたら、葵はもっと驚いた。
しばらく仕事の話しをした後、まじめな顔になった葵が、言葉をつまらせながら、こう言った。
「遥斗と別れてから‥、専門学校行ったんだけど、2ヵ月で辞めたんだよね…葵ね、今ママなんだ‥…3才なったよ」
「3才ってことは別れた後すぐに彼氏できたんだ?」
俺がそう聞くと、
「別れる少し前から、店長と会うようになって‥赤ちゃんできたの知って、遥斗に知られるの怖くて‥さよならしたんだよ…ごめん」

気づかないうちに二股かけられてたんだ‥

「週末になると、結衣さん、遥斗に会いにきてた。遥斗は気づいてなかったけど‥遥斗さ、一度も好きって言ってくれなかったよね‥不安だった。だから寂しくて店長と……」

ショックではなかった。
突然の別れの理由がやっとわかったから。

「幸せか?」
「うん!実は二人目おなかにいるんだあ」
「マジで?おめでとう♪」
あまり目立たない、葵のおなかに手をあててみた。
ドクンドクンと小さく、でも力強い鼓動がしているようだった。

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