気を遣っている訳ではない
もういいやと投げやりになる想い
解放されたい
愛した貴方から
この想いから

人の温もりが欲しくなる季節に貴方を手放す
苦しみもあるけれど
それ以上に苦しんで来た
ただ『しばらくは連絡は取らない』と貴方に伝え
私は貴方から少しずつ離れた
『待ってる』何て補償の無い言葉はいらない
待っていればいい
きっとそのうち私の記憶なんて薄れるから

職場関係で繋がれている以上貴方との関係はそう簡単に切れないし強くも突き放せない
当たり障りのない様に距離を置くしかない

あれだけ深く愛し合っても薄っぺらい関係でしかなかった
悲しいけれど貴方も幸せであってくれたらいい
この隙間はもう埋められないから

貴方の寂しい想い
私への愛情
もうどうしようも出来ないし
どうしてもあげられない
幸せを掴むのは私とではない
幸せにするのは私ではない
幸せにしてくれるのは貴方ではない
それに貴方はもう十分な程幸せなはずだから

さようなら
いつか必ず貴方に言おう
中途半端な関係が続くよりも
自然に消滅して行くよりもそれがいい
待たれるよりも切ってしまった方がいい
貴方にとって酷な結末でも

しばらくこうして連絡が途絶えて貴方の気持ちも変わったはずだろう
私がいなくても大丈夫だろう
仕事が帰りも朝も連絡を取らなくなったけど大して支障はないだろう
相変わらず携帯を気にしてしまう自分もいるけれど私は大丈夫

肩の荷が少し下りた
こうして貴方から解放されて行く
違和感も感じるけど
先にある幸せな未来を見るのは貴方ではない

どうか許して
愛した人が故に決意した私の思いを

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