携帯小説!(PC版)

腐りかけ21

[272]  ソウル  2008-11-23投稿
更衣室から玄関までの距離がきもみさせ車に滑り込むように乗り込みスタートさせる
…行き先は天体観察所
幸い車の渋滞もなく20分程には着いた。
コートの上からポケットの尚からの手紙を確かめ外へでる。寒いけどこの寒さが必要だから…星たちはそれぞれの役割を果たすかのように瞬いている
懐かしい尚の語り口調のメールをそっと大切に開けよう…
【親愛なる勝子さんへ】 あの日が最後の日になるならもう少しだけ傍にいたかった…なんて言ったってアンマリにもサヨナラを確認してからの勝子さんの潔さ…ドアを開けて外に出て一度も振り向かず歩いていってしまった…僕らはそれから一度も連絡をしていないよね。『お互いにお互いを考えない』これは勝子さんは守れた?…僕には難しかったよ。街でさ…信号渡ってる時に人とすれ違いざま…勝子さんの香りがしたように感じちゃう事があって僕は馬鹿みたいにオロオロして勝子さんを探して探して…呆れてるよね
そんな状態が何年か続いてヨウヤく気持ちを落ち着かせる事ができた。
僕はある女性と家族になろうとしています。ふらふらな僕を支えてくれていた人です。
勝子さん、僕に未練がまし態度を一切みせないでくれて有難う。だからこそ僕はこうしてまた幸せになれるんじゃないか。
願わくは勝子さんにも僕以上の幸せがあることを願っています
勝子さん愛する事の喜びと哀しさを教えてくれて有難う。僕には真実の愛だったよ。
村野 尚


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