星のない空
ない…ない。
ない…ない。
何度も君を欲しいと願った。
たとえそれが手の届かぬものと分かっていても。
小さい頃から眺めていた。
欲しくて、欲しくて…、何度も真っ暗な空に手を伸ばした。
でもやっぱり届かなくて。
いやなことがあると、
友ではなく君にうちあけたね。
大きな漆黒の空が、
キラキラと光る君が、
全てが輝いてみえた。
だから、
君が欲しかったんだ。
君がいない空なんか、
あたしの目には
くすんだ空にしか見えないの。
君はいつも、
空で輝いていて。
いつまでも。
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