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サヨウナラ精製水(完)

[643]  キユデヒ  2008-11-24投稿
私は時が経ったので薬がきれたのかと思った…。
しかし男は…。
「貴方の姿と私の姿は世間には見えません…」
私は意味が分からず…。
もしかして貴方も発明されたんですか?透明人間の薬を!男は「いいえ…私は
あのビルから…(男はビルを指差しながら)飛び降り自殺した者です…もう六年です…。」
益々意味が分からない…。私は「貴方は自殺したけど助かったって事ですよね?」と聞くと「いいえ、完全に全力で死んでます…」
私は怖くなりその場から
逃げようとした…。
だが、男が腕を掴み離さない!必死で離そうとすると「あなたも!私のように自殺したんでしょ!自殺で死んだもの同士じゃなきゃ!お互いの姿は見えません!」「でたらめ言うな!証拠を見せろ!」と言うと
男は「いいでしょう…ついてきなさい…」言われるがままついていった。そこは私の研究所!「見てみなさい!」男が指差す方を見ると私がうつ伏せで倒れていた!「なぜだ?」
貴方はあの液体を飲み自殺したんですよ…」
その日から私は透明人間ではなく幽霊となった…。

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