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彼女と僕の…最終カット

[364]  キイトイ  2008-11-25投稿
もう会えないと…君が言った

その顔を確認することなく 


声だけで。


でも、声だけが


今のすべて。


それが悲しいんじゃなく

それでも嬉しかったのに。


冗談じゃない君の、その震える声は

僕に真実を語っていた。


だから、


この今が

この嫌な空気さえも


止まれば良いのにと思ったりした。

でも、この瞬間は


あっけなく終わった。


彼女が、僕の返事も待たずに。すぐに電話を切ったからだ。


それはもう

早かった!


こんなもんかっ

て…自分に言い聞かせたのに。


なのに彼女を嫌いには、なれなくて。



しばらく、携帯を見つめていた。



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