ブラッディ§レイン5
燃え盛る業火の中で、二人のナンバーズが対峙する…。
NO-5。美しい長髪が風に靡き、双剣が見事な男。ブラン。
NO-7。目が青く、自分の身の丈よりも遥かに凌ぐ大鎌を自在に操る少年。
ロミオ。
二人の間に暫く沈黙が続く、、その均衡を破ったのはブランだった。
「フフフ…会いたかったよ、ロミオ?」
静かにそう呟く。
「…ブラン兄さん…」
ロミオも静かに答える。
「君達はイケナイ子達だ…僕らナンバーズを裏切り、母さんを殺した…」
ブランはゆっくりとロミオの周りを歩き始める、その両手にはしっかりと剣を握って、正に一触即発。
「………」
ロミオは無言で自分の周りを歩く兄を見つめる。
ふと、兄は足を止めてロミオを睨みながら。
「ロミオ…アリスは何処だ??」
「…言わないし…教えるもんかぁぁ!!」
ロミオは雄叫びの様な声をあげてブランを自分の持つ大鎌で切り付けた!が、ブランはその動きを見切りロミオの大鎌に乗ってみせた。
「フッ…やはり貴様は出来損ないだった様だな…そんな大振りでは威力はあっても隙だらけだぞ…?」
大鎌の上で微動だにしないブランは冷たく言い放つ。
「くっ……くっそぉぉ!!」
ロミオは自分自身の弱さを痛感した。
すると、ブランはゆっくりと剣を構えて。
「………死ね………」
「(ゴメン、アリス…もうダメみたいだ…)」
ロミオは死を覚悟した…
続く…
NO-5。美しい長髪が風に靡き、双剣が見事な男。ブラン。
NO-7。目が青く、自分の身の丈よりも遥かに凌ぐ大鎌を自在に操る少年。
ロミオ。
二人の間に暫く沈黙が続く、、その均衡を破ったのはブランだった。
「フフフ…会いたかったよ、ロミオ?」
静かにそう呟く。
「…ブラン兄さん…」
ロミオも静かに答える。
「君達はイケナイ子達だ…僕らナンバーズを裏切り、母さんを殺した…」
ブランはゆっくりとロミオの周りを歩き始める、その両手にはしっかりと剣を握って、正に一触即発。
「………」
ロミオは無言で自分の周りを歩く兄を見つめる。
ふと、兄は足を止めてロミオを睨みながら。
「ロミオ…アリスは何処だ??」
「…言わないし…教えるもんかぁぁ!!」
ロミオは雄叫びの様な声をあげてブランを自分の持つ大鎌で切り付けた!が、ブランはその動きを見切りロミオの大鎌に乗ってみせた。
「フッ…やはり貴様は出来損ないだった様だな…そんな大振りでは威力はあっても隙だらけだぞ…?」
大鎌の上で微動だにしないブランは冷たく言い放つ。
「くっ……くっそぉぉ!!」
ロミオは自分自身の弱さを痛感した。
すると、ブランはゆっくりと剣を構えて。
「………死ね………」
「(ゴメン、アリス…もうダメみたいだ…)」
ロミオは死を覚悟した…
続く…
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