雲、空、俺、妃依。
俺は
お前の前では
カッコつけて。
お前の前では
殻にこもって。
お前の理想に
近付こうと…
必死で自分を
隠したんだ。
でも
やっぱり
お前の理想には
なれなかった。
お前に…
認められたかった。
お前さえ
俺の隣りに
いてくれれば
なにもいらない。
だから…
そばにいてくれよ。
なぁ…ひより…。
ジリリリリ!!!!!!!
『んぅ…うるっせぇなぁ…。』
俺は眠くて眼をこする。
手の甲が頬をかすった。
『濡れてる…。』
俺、泣いてたのか。
でもなんで?
怖い夢を見たわけでもなぃ、不幸な夢をみたわけでもない。
『…ひより』
ふとつぶやく少女の名。
『…ははっ、またアイツの夢みたのか俺。』
バカだな。
ひよりはもういないのに。
俺はよろりと立ち上がりドアへと歩いた。
途中でフラリとバランスを崩し壁にもたれかかる。
『…ひより、ひより。
バカなひより。』
ずるるる、と壁をすりながら三角座りで床に手をつく。
『うぅ…っひより、ひよりぃ…。』
空は青く澄んでいた。
お前の前では
カッコつけて。
お前の前では
殻にこもって。
お前の理想に
近付こうと…
必死で自分を
隠したんだ。
でも
やっぱり
お前の理想には
なれなかった。
お前に…
認められたかった。
お前さえ
俺の隣りに
いてくれれば
なにもいらない。
だから…
そばにいてくれよ。
なぁ…ひより…。
ジリリリリ!!!!!!!
『んぅ…うるっせぇなぁ…。』
俺は眠くて眼をこする。
手の甲が頬をかすった。
『濡れてる…。』
俺、泣いてたのか。
でもなんで?
怖い夢を見たわけでもなぃ、不幸な夢をみたわけでもない。
『…ひより』
ふとつぶやく少女の名。
『…ははっ、またアイツの夢みたのか俺。』
バカだな。
ひよりはもういないのに。
俺はよろりと立ち上がりドアへと歩いた。
途中でフラリとバランスを崩し壁にもたれかかる。
『…ひより、ひより。
バカなひより。』
ずるるる、と壁をすりながら三角座りで床に手をつく。
『うぅ…っひより、ひよりぃ…。』
空は青く澄んでいた。
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