眠れぬ夜は君のせい〜25〜
自分の家なのに落ち着かない。
『お茶でも入れてくるね。』
キッチンに行こうとした時に佑典が言った。
『俺が入れるで、久美ちゃん座っとき。』
そう言うと佑典はキッチンに立ち、お湯を沸かしてコーヒーの準備を始めた。
『くーの彼、格好いいからびっくりした。』
真紀は続けた。
『キムタクに似てない?くーのタイプってゆうより真紀のタイプ。くー…ちょうだい。』
瞬間、胸の奥がズキンッと響くくらい傷んだ。
『ちょうだいは冗談。』
真紀はそう小声で言った。
『コーヒー出来たよ。』
佑典は3つのマグカップを持ってきた。
『私この赤いのっ。』
真紀は赤いカップを選んだ。
佑典くんと一緒に飲むために買ったマグカップだった。
私は赤、佑典は白だった。
『私は小さいの。』
姪っ子がお土産にくれた小さいマグカップを選んだ。
『久美ちゃん、俺がそれにするやん。こっち来る時缶コーヒーめっちゃ飲んでん。久美ちゃんはこれ。』
そう言うと白いマグカップを渡した。
佑典は優しい。
佑典が入れてくれたコーヒーは今まで飲んだどこのコーヒーより美味しかった。
『お茶でも入れてくるね。』
キッチンに行こうとした時に佑典が言った。
『俺が入れるで、久美ちゃん座っとき。』
そう言うと佑典はキッチンに立ち、お湯を沸かしてコーヒーの準備を始めた。
『くーの彼、格好いいからびっくりした。』
真紀は続けた。
『キムタクに似てない?くーのタイプってゆうより真紀のタイプ。くー…ちょうだい。』
瞬間、胸の奥がズキンッと響くくらい傷んだ。
『ちょうだいは冗談。』
真紀はそう小声で言った。
『コーヒー出来たよ。』
佑典は3つのマグカップを持ってきた。
『私この赤いのっ。』
真紀は赤いカップを選んだ。
佑典くんと一緒に飲むために買ったマグカップだった。
私は赤、佑典は白だった。
『私は小さいの。』
姪っ子がお土産にくれた小さいマグカップを選んだ。
『久美ちゃん、俺がそれにするやん。こっち来る時缶コーヒーめっちゃ飲んでん。久美ちゃんはこれ。』
そう言うと白いマグカップを渡した。
佑典は優しい。
佑典が入れてくれたコーヒーは今まで飲んだどこのコーヒーより美味しかった。
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