ずっと
マイは高卒入社で、今年二十歳になる。
転勤が多い会社で、1年たたないうちに異動が決定していて、他県へ異動した。
マイは、大卒入社で同じ店舗に配属されていた同期に好意を抱いていた。
『ねぇねぇ、マイ達、もうちょっとで異動だね…。』
大卒の彼もまた、異動が決定していた。
「大丈夫だって!不安?」
『うん、誰も知らないし、1人になっちゃうし…。』
「俺やここの店舗のみんながいるよ、だから安心していいんだよ。」
『…うん。』
どんどん2人の異動が近付いてくる。
彼には言えないけど、離れたくないよ…。マイは貴方の側にいたい。
年明け、彼に『映画見に行きましょう!』と誘い、彼の車で1時間ちょっとかけて映画館へ。
半分無理矢理だったのに、どうして一緒に行ってくれたのかな…。
マイは今まで恋をした事が無くて、どうしたらいいか、わからなかった。
彼の車からおりる時、必ずマイの頭を撫でて、「ゆっくり休むんだよ」って言ってくれる。
お店のみんなで野球大会をした時も、スポーツ大会をした時も…。側に行けば、優しく頭をクシャクシャッと撫でてくれた彼の手。
彼の温もりが嬉しかった。
いざ、別れの日の当日。
『……っ!』
「泣かないで!昨日、みんなに言ったでしょ?泣かないって…。」
『ねぇ、また連絡していい?メールも電話もしていい?』
「うん、いつでもしていいよ!」
『いっぱいするかも(笑)』
「やっと笑ったね!…あ、時間だよ!」
『うん…。またね、また会えるよね?』
「会えるよ!」
『…バイバイ!』
マイは、彼に好きだと言わずに異動先へいった。
いつまでも、大好き。
マイは彼と会えて素敵な気持ちに出会えた。
そして、離れ離れになってからまた1年がたとうとしている。
髪が大分伸びた。
だけど、切れない。
唯一、彼がマイに触れた髪だから。
今でも思ってる。
こんなに深く相手を想えるなんて、考えてなかった。
ずっと好き。
転勤が多い会社で、1年たたないうちに異動が決定していて、他県へ異動した。
マイは、大卒入社で同じ店舗に配属されていた同期に好意を抱いていた。
『ねぇねぇ、マイ達、もうちょっとで異動だね…。』
大卒の彼もまた、異動が決定していた。
「大丈夫だって!不安?」
『うん、誰も知らないし、1人になっちゃうし…。』
「俺やここの店舗のみんながいるよ、だから安心していいんだよ。」
『…うん。』
どんどん2人の異動が近付いてくる。
彼には言えないけど、離れたくないよ…。マイは貴方の側にいたい。
年明け、彼に『映画見に行きましょう!』と誘い、彼の車で1時間ちょっとかけて映画館へ。
半分無理矢理だったのに、どうして一緒に行ってくれたのかな…。
マイは今まで恋をした事が無くて、どうしたらいいか、わからなかった。
彼の車からおりる時、必ずマイの頭を撫でて、「ゆっくり休むんだよ」って言ってくれる。
お店のみんなで野球大会をした時も、スポーツ大会をした時も…。側に行けば、優しく頭をクシャクシャッと撫でてくれた彼の手。
彼の温もりが嬉しかった。
いざ、別れの日の当日。
『……っ!』
「泣かないで!昨日、みんなに言ったでしょ?泣かないって…。」
『ねぇ、また連絡していい?メールも電話もしていい?』
「うん、いつでもしていいよ!」
『いっぱいするかも(笑)』
「やっと笑ったね!…あ、時間だよ!」
『うん…。またね、また会えるよね?』
「会えるよ!」
『…バイバイ!』
マイは、彼に好きだと言わずに異動先へいった。
いつまでも、大好き。
マイは彼と会えて素敵な気持ちに出会えた。
そして、離れ離れになってからまた1年がたとうとしている。
髪が大分伸びた。
だけど、切れない。
唯一、彼がマイに触れた髪だから。
今でも思ってる。
こんなに深く相手を想えるなんて、考えてなかった。
ずっと好き。
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