携帯小説!(PC版)

夢の中

[237]  まぁちゃん  2008-12-02投稿
夕日の眩しさのせいで、辺りがよく見えない。どうやら眠っていたようだ。

顔に当たる夕日を手で覆い隠しながら、起き上がる。

「夢か…。」

朝、9時 出勤ラッシュの時間はとっくに過ぎている。何故かその日に限ってギリギリに家を出た。普段通りなら、もう会社に着いているはずだ。

最近は特に疲れていて、食欲もないし、夜も寝付けない。そんな日がここ毎日続いていた。

出勤ラッシュは終わったというのに、未だに人は減らない。駅員が強引に電車の中に押し込む。電車の中はもはや袋詰め状態だった。

ようやく、目的の駅に着く。仕事を始めた当初はこれが嫌だったが、毎日、続くので次第に慣れてきてしまった。


最近は特に疲れていて、食欲もないし、夜も寝付けない。そんな日がここ毎日続いていた。

出勤ラッシュは終わったというのに、未だに人は減らない。駅員が強引に電車の中に押し込む。電車の中はもはや袋詰め状態だった。

ようやく、目的の駅に着く。仕事を始めた当初はこれが嫌だったが、毎日、続くので次第に慣れてきてしまった。


電車で約、1時間。この駅は無人だ。田舎なのか、ここで降りる客も少なく閑散としていて、鳥の囀りくらいしか聞こえてこない。


「やべっ、急がなきゃ」

腕時計にちらっと目をやり、ゆっくり走り出した。

僕は来月で28歳の誕生日を迎える。彼女もいる。生活も安定している。何一つ不自由な事はないはずだった。


あの、知らせを聞くまでは…

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