檸檬哀歌?
「よっ」
私はこの人の笑顔に何回救われただろう…
今日は沙笑の誕生日会。
サークルのOB、OG懐かしい顔触れも沙笑の人柄が出る様に多数集まってくれた。
本当は、はしゃげるほどまだ元気じゃなぃんだけど。
沙笑は私にとって特別な存在。この誕生日会も高校から続いているものだから。
今日だけは笑顔でいたいと思った。
「久しぶりだな」
「優先輩」
もちろん、優先輩もかけつけてくれた。
パーティーは盛り上がっていて私は先輩と少し風をあたりに外に出た。
「今日はちょっと飲み過ぎたかもしれない」
「玲が珍しいな」
先輩はそっと自分の上着を私にかけてくれた。
「そうでもないですよ」
完全に酔っていた。いや、酔いたかった。
「玲…また少し痩せたな」
確かに、猛と付き合って少し痩せたかも…
私は何も言わず月を見上げていた。下を向くと泣いてしまいそうだったから。
先輩が私の腕をとって引き寄せた。
「先輩…?」
「別れろ、そんな男」
耳元で聞こえる優先輩の声は優しい。だけど抱き締める力は少しだけ強かった。
今この人の胸にすがることが出来たなら…私はそんな事を考えながら
「ゴメンね、先輩…」
とつぶやき、その場から離れた。
私はこの人の笑顔に何回救われただろう…
今日は沙笑の誕生日会。
サークルのOB、OG懐かしい顔触れも沙笑の人柄が出る様に多数集まってくれた。
本当は、はしゃげるほどまだ元気じゃなぃんだけど。
沙笑は私にとって特別な存在。この誕生日会も高校から続いているものだから。
今日だけは笑顔でいたいと思った。
「久しぶりだな」
「優先輩」
もちろん、優先輩もかけつけてくれた。
パーティーは盛り上がっていて私は先輩と少し風をあたりに外に出た。
「今日はちょっと飲み過ぎたかもしれない」
「玲が珍しいな」
先輩はそっと自分の上着を私にかけてくれた。
「そうでもないですよ」
完全に酔っていた。いや、酔いたかった。
「玲…また少し痩せたな」
確かに、猛と付き合って少し痩せたかも…
私は何も言わず月を見上げていた。下を向くと泣いてしまいそうだったから。
先輩が私の腕をとって引き寄せた。
「先輩…?」
「別れろ、そんな男」
耳元で聞こえる優先輩の声は優しい。だけど抱き締める力は少しだけ強かった。
今この人の胸にすがることが出来たなら…私はそんな事を考えながら
「ゴメンね、先輩…」
とつぶやき、その場から離れた。
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