携帯小説!(PC版)

トップページ >> 恋愛 >> エタニティ1

エタニティ1

[151]  向日葵  2008-12-02投稿
「子供ほしいな」ミカがCDの音に掻き消されるか、消されないかくらいの声で言った。

間をおいて「ヤバイ?!でしょ?」僕は言った。
それはそうだ。僕には子供が二人いるし、もう二年会ってないけど。。いや、その前にミカには旦那がいるではないか。

「やっぱり、そんなもんだ」ミカがよく、欲しいものが手には入らない時に怒る、そう、そんな怒り口調だ。
「違う。物事には順番があるだろう?!」僕はそう言いながら、ミカの悲しそうな顔を見ながら、そう言った。
「。。。。。??」

取り敢えず、いや僕は衝動的な、いや感情的な生き物だ、いや、そんなもの、どっちでもいい。

ただミカを心から愛してる。その事実だけがここにあるだけだ。

それとただ妊娠する可能性があるだけだ。

「チンジャラン♪ジャラン」
綺麗な目をしてる女性のとなりのとなりの隣(要するに三番目)の台に僕は座っていた。

ただタイプの女性の近くでパチンコの台を決めたのだ。
馬鹿だ。。僕は。。

今まで機会に悩まされる事が多々あった。何事においてもだ。その機会を生かすも殺すも、その人間の行動力、判断力、勇気に関連するのだ。そう勇気。

彼女が立ち上がり、少し僕の方を見た気がした。僕も立ち上がり、気がついたら彼女の肩を叩いていた。勇気??

僕は普段ナンパなんかした事がなく、いや大学時代は結構したな、でもずっとした事がなくて、なによりも、この機会をいや、彼女を失いたくなかったのだろう。。

「すいません。あまりも綺麗なので名前教えて下さい」たぶん無視されるのだろうと思いながら僕は言った。そう確かに、この女性と知り合いになりたい、でもそれより機会を無駄に失いたくないからだ。そう後悔って言葉が死ぬ程嫌いだからだ。
彼女は凄く驚いた表情で
「ミカ。」

「えっ?」僕が聞き返すと

「ミカです。」。。。

なんて綺麗な目だ。そうだ今まで見た事がない宝石で、よく凄い宝石で魔力があって、一目その魔力にとりつかれると人生も崩壊させられるような。
そう宝石だ。。。

「亮が痙攣おこしてるの、お父さんと病院行って来るね。ご飯食べた?これからパパなんだから、頑張ってもらわきゃね」真理からの電話だった。

僕は心配だった。始めての子供だったし、痙攣なんて。。

感想

感想はありません。

「 向日葵 」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

新着小説作品

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス