眠れぬ夜は君のせい〜26〜
真紀が帰ってホッとした。
佑典はベランダに出ていた。
『徳島の夜って、こんなに星がきれいやねんな。獅子座流星群、見たくない?』
『うん、見たい!』
徳島で星がきれいに見える場所、いちばんに思い浮かんだ場所は大川原高原だった。
『ここからだと1時間ぐらいかな、…今から行こう!』
佑典も言った。
『じゃあ行こう。』
マンションを出て佑典の車に乗り込んだ。
車のエンジンをかけると音楽が流れた。MISIAの曲だった。
〔どうしても一人になりたくて、星降る丘にやってきた。。〕
温かい暖房の効いた車の中、大好きな佑典が隣りに居る。
ココナッツの匂いが甘くて、ほろ苦くて泣きそうになる。
さっきの真紀とのやり取りが吹き飛ぶ。
悲しい事も辛い事も、あなたを想うと緩和されていった。
あなたが居る、それだけで本当に幸せな気持ちになれた。
佑典はベランダに出ていた。
『徳島の夜って、こんなに星がきれいやねんな。獅子座流星群、見たくない?』
『うん、見たい!』
徳島で星がきれいに見える場所、いちばんに思い浮かんだ場所は大川原高原だった。
『ここからだと1時間ぐらいかな、…今から行こう!』
佑典も言った。
『じゃあ行こう。』
マンションを出て佑典の車に乗り込んだ。
車のエンジンをかけると音楽が流れた。MISIAの曲だった。
〔どうしても一人になりたくて、星降る丘にやってきた。。〕
温かい暖房の効いた車の中、大好きな佑典が隣りに居る。
ココナッツの匂いが甘くて、ほろ苦くて泣きそうになる。
さっきの真紀とのやり取りが吹き飛ぶ。
悲しい事も辛い事も、あなたを想うと緩和されていった。
あなたが居る、それだけで本当に幸せな気持ちになれた。
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