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空色少年

[127]  コウ  2008-12-04投稿

彼『関口 李久』は、


私と同じクラスで


私の斜め後ろの席で

いつも空を見ている。



そして…





…――私の好きな人。




どこに行くんだろ…。


授業はもうすぐ始まる。



私は気になって

関口君の後を追った。



--*--*--*--*--*--*--*--


ここ、屋上…?


関口君は、

屋上の扉を開けて

入って行った。



―キーンコーンカーンコーン……


授業…

始まっちゃった。



もう教室へなんて

行けない。


保健室にも行けない。


他に行く場所なんて

どこにもない。


そんな私に

残る選択肢はただ1つ。



私は恐る恐る…

ドアノブに手を伸ばした。



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