カオス オブ ディアボロス 〜精霊の星〜?
?天才軍師
男は考えていた。
この国には、飛び道具と呼べるものが一つもなかったのだ。
敵の軍勢は2万5千。
こちらの軍勢は、4万だった。
「キール殿。考えはお決まりで?」
見事な髭を生やした男が、キールに話し掛けた。
「羽飛(うひ)殿。実はまだ決まっていないのです。
どうすればいいのだろうか・・・」
男の名は「キール」。
18歳の若き軍師だ。
そして、この「羽飛」は見事なひげを生やした大男だ。
「やはり私は、殿の言うとおりにして騎馬隊を
まず正面に突っ込ませ、そして歩兵を右翼、左翼に分けて
突っ込んだ両翼から攻める。この方が私はいいと思うのですが。」
「駄目です。それでは、すぐ戦車につぶされる。
相手は重兵器を持っています。だからこちらは、
機動力を主とした、策で行かなければ。」
キールは考えた。
(ならば、こちらは弓で応戦してはどうだろうか。
いや、すぐ銃で撃たれる。
やはり相手の国の方が、技術が高い。
ならば火攻めだ。
相手は火薬を主とした兵器しか使わない。
だが、もしこちら側が風下であったら。)
キールは一瞬勝てないのではないかと言う恐怖に襲われた。
すでに夜もふけ、とうに羽飛は退室している。
夜が明け、日が差してきた。
羽飛を呼んだ。
「一晩中考えましたが、まだ考えがまとまりません。
ここはやはり、殿とともに考えるべきなのだろうか。」
「いえいえ。ここは、間者からの報告を待ち、
それを聞いてから考えるのも悪くはないと思いますが。」
「では、そうしますか。でも、やはり殿に考えをお聞かせしたい。
殿にも、新しい情報も入っていると思いますから。」
「うむ。キール殿、行ってらっしゃいませ。」
男は考えていた。
この国には、飛び道具と呼べるものが一つもなかったのだ。
敵の軍勢は2万5千。
こちらの軍勢は、4万だった。
「キール殿。考えはお決まりで?」
見事な髭を生やした男が、キールに話し掛けた。
「羽飛(うひ)殿。実はまだ決まっていないのです。
どうすればいいのだろうか・・・」
男の名は「キール」。
18歳の若き軍師だ。
そして、この「羽飛」は見事なひげを生やした大男だ。
「やはり私は、殿の言うとおりにして騎馬隊を
まず正面に突っ込ませ、そして歩兵を右翼、左翼に分けて
突っ込んだ両翼から攻める。この方が私はいいと思うのですが。」
「駄目です。それでは、すぐ戦車につぶされる。
相手は重兵器を持っています。だからこちらは、
機動力を主とした、策で行かなければ。」
キールは考えた。
(ならば、こちらは弓で応戦してはどうだろうか。
いや、すぐ銃で撃たれる。
やはり相手の国の方が、技術が高い。
ならば火攻めだ。
相手は火薬を主とした兵器しか使わない。
だが、もしこちら側が風下であったら。)
キールは一瞬勝てないのではないかと言う恐怖に襲われた。
すでに夜もふけ、とうに羽飛は退室している。
夜が明け、日が差してきた。
羽飛を呼んだ。
「一晩中考えましたが、まだ考えがまとまりません。
ここはやはり、殿とともに考えるべきなのだろうか。」
「いえいえ。ここは、間者からの報告を待ち、
それを聞いてから考えるのも悪くはないと思いますが。」
「では、そうしますか。でも、やはり殿に考えをお聞かせしたい。
殿にも、新しい情報も入っていると思いますから。」
「うむ。キール殿、行ってらっしゃいませ。」
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