ヒロシマ
白く、赤く、青く、茶色くなったその町にはﾄﾞﾛﾄﾞﾛﾕﾗﾕﾗと川が流れていました。ナツミは流されてきた手紙を拾いました。｢お爺ちゃんが赤ぁくなってトマトになりました。それからお爺ちゃんはお話をしなくなりました。｣
ナツミは川辺でリュウを見つけました。｢何してるの｣｢ケンタが川に入ってから戻ってこないんだ。探してるんだ。｣｢ｼﾞｭｰｽになったのかな｣｢そうなのかもしれない。｣｢じゃぁ、書こう。私達は手紙を書こう。｣｢うん、書こう｣
手紙はﾕﾗﾘｸﾗﾘと川を流れていきました。
ナツミとリュウは広場へ向かいました。黒い噴水。黒い雑巾。黒い手。
｢この手、誰の手？リュウ君の？｣
｢僕は…ある。誰かが落としていったのかなあ？｣
二人はまた歩きだしました。井戸の周りには黒くなったトマト達。ｳﾆｮｳﾆｮｺﾞﾛｺﾞﾛ
｢君たち、手を見なかったか。｣｢はい、広場にありましたよ。｣｢妹のなんだ。すまないが持ってきてくれないかな？｣｢はい、いいですよ。｣
ナツミとリュウは広場へ戻り始めました。｢あのキノコ、大きかったよなぁ｣｢皆、トマトかジュースになったよね｣｢うん、流れた。流れた｣
二人はトマトになって、倒れました。手紙は誰も書きませんでした。
ナツミは川辺でリュウを見つけました。｢何してるの｣｢ケンタが川に入ってから戻ってこないんだ。探してるんだ。｣｢ｼﾞｭｰｽになったのかな｣｢そうなのかもしれない。｣｢じゃぁ、書こう。私達は手紙を書こう。｣｢うん、書こう｣
手紙はﾕﾗﾘｸﾗﾘと川を流れていきました。
ナツミとリュウは広場へ向かいました。黒い噴水。黒い雑巾。黒い手。
｢この手、誰の手？リュウ君の？｣
｢僕は…ある。誰かが落としていったのかなあ？｣
二人はまた歩きだしました。井戸の周りには黒くなったトマト達。ｳﾆｮｳﾆｮｺﾞﾛｺﾞﾛ
｢君たち、手を見なかったか。｣｢はい、広場にありましたよ。｣｢妹のなんだ。すまないが持ってきてくれないかな？｣｢はい、いいですよ。｣
ナツミとリュウは広場へ戻り始めました。｢あのキノコ、大きかったよなぁ｣｢皆、トマトかジュースになったよね｣｢うん、流れた。流れた｣
二人はトマトになって、倒れました。手紙は誰も書きませんでした。
感想
- 1703： 改行してくれたら個人的には良かったな（゜ε゜;） というか恐すぎです [2011-01-16]
- 1713： 作者です。感想をくださり、ありがとうございます。私が書きたかったのは恐いって事じゃないんですが…。まだまだ私の表現技巧が未熟ですね。もっと修行しますね。 [2011-01-16]
- 1786： 重い内容ですね [2011-01-16]
- 5903： イミがよくわからんかった。もっかい読みます。 [2011-01-16]
- 5904： ちょっとわかった。この作品（アイデア）なら、意味不明の方がいい。ただ、１ボックスだと意味不明なだけでダルいので、細部をつめて、１０ボックスくらいに膨らますと面白くなる気がする。ヒロシマとトマトって組み合わせはいいので……もっかい読も。 [2011-01-16]
- 5905： うわっ。三回目読んだら、このアイデア、めちゃいいわ……あとは文章力だな。くそぅ。いいなぁ。これ、めちゃ書きたいわ。すごいよ、このアイデア。もったいない。 [2011-01-16]
「 Йокё 」の携帯小説
- 【携帯版】多賀城[たがのき]の携帯サイトが完成しました。
- PC用小説サイト新設のお知らせ
- 「携帯小説！」がスマートフォンに対応しました
- 【状況報告】03/18の管理人現況
- 【ネット復活】更新再開
- 管理人です｡
- サイトの新デザインを作ってみました。
