檸檬哀歌??
猛と付き合いだしてから私は変わった。強くなった。
なりたかった訳じゃない…
ただ…好きでいる以上、強くなることを覚悟した。
私は沙笑にすら猛とのことを話さなかった。
反対されるのはわかっていた…何より沙笑と猛どちらかを選ぶ事はできない。
沙笑にだからこそ知られたくなかった。
沙笑に話す時は全てが終わる日だと感じていた。
そんな日がくることをまだ私は受け入れられない。
あの日から優先輩は変わった。先輩は相変わらず優しい…だけど何かが違う。
覚悟を決めた感じがした。
そんな先輩に心が揺れる自分が怖かった。
「おいしかった」
「良かった!気に入ってくれて」
先輩に誘われて有名なイタリアンに食事にきた。
会うのはあの日以来。
先輩は優しくほほえむ。
私はこの笑顔に救われ、甘えてきた…
「先輩…」
「玲、大事な話する」
私は聞くのが怖かった。
「俺はお前が好きだ」
知っていた。ずっと気付かないフリをしてきた。
「お前を縛るつもりはない」私の目から一筋の大粒の涙が頬をつたい流れた。
先輩は私の涙を拭いながら
「俺はもう我慢しない」
力強くまっすぐ私を見つめた。動けなかった。息をするのも苦しいくらい。
なりたかった訳じゃない…
ただ…好きでいる以上、強くなることを覚悟した。
私は沙笑にすら猛とのことを話さなかった。
反対されるのはわかっていた…何より沙笑と猛どちらかを選ぶ事はできない。
沙笑にだからこそ知られたくなかった。
沙笑に話す時は全てが終わる日だと感じていた。
そんな日がくることをまだ私は受け入れられない。
あの日から優先輩は変わった。先輩は相変わらず優しい…だけど何かが違う。
覚悟を決めた感じがした。
そんな先輩に心が揺れる自分が怖かった。
「おいしかった」
「良かった!気に入ってくれて」
先輩に誘われて有名なイタリアンに食事にきた。
会うのはあの日以来。
先輩は優しくほほえむ。
私はこの笑顔に救われ、甘えてきた…
「先輩…」
「玲、大事な話する」
私は聞くのが怖かった。
「俺はお前が好きだ」
知っていた。ずっと気付かないフリをしてきた。
「お前を縛るつもりはない」私の目から一筋の大粒の涙が頬をつたい流れた。
先輩は私の涙を拭いながら
「俺はもう我慢しない」
力強くまっすぐ私を見つめた。動けなかった。息をするのも苦しいくらい。
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