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空色少年

[95]  コウ  2008-12-07投稿

「内緒ね」


「…うん」



2人だけの秘密にすれば、


ここは2人だけの

場所になると思ったから、


私はうなずいた。



「…なんか眠くなってきた」


そう言いながら

目をこする関口君。


なんか可愛い。


「…楠木さん」


「なに?」



「ちょっと膝かして」


突然そんなことを言う関口君。


「えっ、膝って…

どういう意…」


全部言い終わらないうちに、


関口君は、私の足の上に


頭をおいた。



膝かしてって……



『膝まくら』のこと!?



…ヤバい、緊急する。


でも、それは私だけみたいで…


関口君は目をとじている。



ただ座っているだけじゃ


暇なので…



私は関口君を観察することにした。



こんなキレイな顔を

しているなんて

今まで知らなかったなぁ。



こんなに近付けるなんて


…――夢みたい。




そっと、関口君の髪を触って見る。



「…っん。……楠木さん?」


「えっ、あっ…

おはよっ!!!」



慌てて手を引っ込める。


ビックリしたぁ…。



「ごめん

僕が寝たら、

楠木さん退屈だよね」


そう言う関口君は、


特に悪びれた様子もなく…



足の上から、頭をどける様子もない。



つづく》

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