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空色少年

[134]  コウ  2008-12-07投稿

「な、なに?」


「これ、持ってて…」



そう言って、

小さな銀色のカギを渡された。


「これ…

屋上のカギだよね?」



「そうだよ」


「…なんで私に?」



すると関口君は、

急に私に近づいて


耳に口をよせた。



「ひゃっ!?

……なに…?」



すると関口君は、



「また会おう、


ここで…――」


そうささやいた。



…――低く



…――甘く





まるで…



魔法の呪文のように…――



つづく》

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