エンブレム〜序章〜?―?
引っ張る力とそれに反発する力が同等だった為先刻までは膠着状態を保たれていたが俺が不意に力を強めて引っ張った為にその均衡が崩れ彼女の体が宙に浮きそのまま俺は彼女と抱き合うカタチとなってしまった。
って嘘だろ!?何でこんなにお約束な展開が続くんだよ!
「…」
「わ、悪い今離れるから!」
「…」
「てかお前が退いてくれ!上に乗られてちゃどうしようもないんだよ!」
「…《ギュッ》」
「お、おい!?な、何やってんだよお前っ!」
「暖かい…」
「ちょっ、ままままっ!」
ガチャ。
「ちゃーす!やほぉシン!可憐な美少女怜菜様があそ…びに…」
「…」
…お約束過ぎにも程があるだろ…。
「…(思考停止中)」
「…(絶望)」
「…!(現状把握)」
「…(気分は南極)」
「…なっ…なっ…なっ…!!」
「…チャオ…」
「…何やってんのよあんたはぁぁぁあぁ!!」
バキンと言う鈍い音を脳が理解した時、既に俺は怜に顔を勢いよく蹴り飛ばされ部屋の壁に嫌というほど叩き付けられていた(上に乗っていた彼女は怜が蹴り上げるのとほぼ同時に俺から離れていたので無傷)。
…痛い。
激しく痛い。
あぁ…意識が遠退いていく…。
続
って嘘だろ!?何でこんなにお約束な展開が続くんだよ!
「…」
「わ、悪い今離れるから!」
「…」
「てかお前が退いてくれ!上に乗られてちゃどうしようもないんだよ!」
「…《ギュッ》」
「お、おい!?な、何やってんだよお前っ!」
「暖かい…」
「ちょっ、ままままっ!」
ガチャ。
「ちゃーす!やほぉシン!可憐な美少女怜菜様があそ…びに…」
「…」
…お約束過ぎにも程があるだろ…。
「…(思考停止中)」
「…(絶望)」
「…!(現状把握)」
「…(気分は南極)」
「…なっ…なっ…なっ…!!」
「…チャオ…」
「…何やってんのよあんたはぁぁぁあぁ!!」
バキンと言う鈍い音を脳が理解した時、既に俺は怜に顔を勢いよく蹴り飛ばされ部屋の壁に嫌というほど叩き付けられていた(上に乗っていた彼女は怜が蹴り上げるのとほぼ同時に俺から離れていたので無傷)。
…痛い。
激しく痛い。
あぁ…意識が遠退いていく…。
続
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