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風のように~PART3~

[141]  千歳  2008-12-09投稿
映画は純愛ものらしく、女の子と一緒に観るのは正直恥ずかしかった。

その日は時間も遅く、そのまま何事も無く解散した。それからどちらとも無くメールは途絶えた。


それからしばらくラジオを聞く事に専念し1ヶ月が経った10月のある日、またしてもラジオの映画に当たってしまったのだ。
なぜこうも一緒に行く相手も居ないのに当たるのか、他のリスナーはさぞ彼に嫉妬した事であろう。


こうしてまたしてもピンチに陥った彼であるが当たったと同時に「同じラジオを聞いてる子」というフレーズが頭を過ぎったのだ。
それから慌てた。
試写会まであと1週間も無いというのにまだ連絡先も何も知らないのだ。
急いで連絡をし、なんとかアドレスを教えてもらった。

あとは誘って行くだけなのだが、まともに手さえ握った事の無い彼にとってそれは、断崖絶壁を命綱無しで這い上がれと言うのに等しかった。

「…なんて言おうか、チケットが当たったから?丁度チケットがあるとか今時そんな話しあるか?彼女が欲しいから?…だめだ、そんなんじゃ一緒に行ってくれない…」

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