じゃあ
ついにヤッテやった。
私は直ぐ119を回した。
「義母が、義母が?」
「落ち着いて下さい」救急隊員の声が聞こえる。
落ち着いてますとも、ここからが肝心なんだから。
適度に慌てて電話する。シナリオ通り。
義母は心不全という事で亡くなった。
お葬式もツツガナク終わり。お悔やみの言葉もたくさんもらった。
「ほんと大変だったね、でも良く頑張って、偉かったよ。」「ほんとあんた良くやってたよ、でもお義母も幸せな人だったよね、あんたみたいに優しくて、なんでも言う通りにしてくれるお嫁さんで」
誰も私が義母を殺したとは露ほど思っていない。
「あー!嬉しい!やった?」ほんとは嬉しくて嬉しくて笑いが止まらないが、なんでこんなに涙が止まらないのだろう…。
きっと何年も自分を殺して、いい嫁を演じ続けてきたからだ。
でもそのおかげで疑いをかけられる事もない。
義母に感謝しなくてはね。夫とは恋愛結婚だった。
でも私はそんなに好きではなかった。たくさんいたボーイフレンドの一人。
基本的に私は男の人が好きになるタイプらしい。自分では意識した事はないが。なぜ夫と結婚してしまったのか、結婚しないでいたら私も犯罪を犯す事もなかった。
そう考えてみるとやはり夫も憎くてたまらない。
夫は優しい人だった。
当時の私は大好きだった父が末期癌であっという間に亡くなってしまったせいで、寂しく、優しいと優柔不断を勘違いしてしまったせいだ。
義母も結婚する前とは全く別人。
自分で店をしていたので初めて会った時もとても明るく、良く働いて。
私の母に会った時も私の事を褒めあげて恥ずかしいくらいだった。
でもそれは良く考えてみると、絶対に逃してはいけない召使を捕まえる為。
私の母は結婚に反対していたのはなんとなく分かっていたからだったらしい。
結婚してから母には何度となく離婚をするように言われた。
けれど私の性格が邪魔してどうしてもできなかった。
最初の何故は結婚して最初の子供ができた時だった。とても流行っていた店を義母が止めると言ってきた。理由は孫の面倒をみるから。
私は短大卒業後直ぐ結婚した。専業主婦。また店をしているからと言ってすぐ同居した。
夫が止めてくれると思った。
私は直ぐ119を回した。
「義母が、義母が?」
「落ち着いて下さい」救急隊員の声が聞こえる。
落ち着いてますとも、ここからが肝心なんだから。
適度に慌てて電話する。シナリオ通り。
義母は心不全という事で亡くなった。
お葬式もツツガナク終わり。お悔やみの言葉もたくさんもらった。
「ほんと大変だったね、でも良く頑張って、偉かったよ。」「ほんとあんた良くやってたよ、でもお義母も幸せな人だったよね、あんたみたいに優しくて、なんでも言う通りにしてくれるお嫁さんで」
誰も私が義母を殺したとは露ほど思っていない。
「あー!嬉しい!やった?」ほんとは嬉しくて嬉しくて笑いが止まらないが、なんでこんなに涙が止まらないのだろう…。
きっと何年も自分を殺して、いい嫁を演じ続けてきたからだ。
でもそのおかげで疑いをかけられる事もない。
義母に感謝しなくてはね。夫とは恋愛結婚だった。
でも私はそんなに好きではなかった。たくさんいたボーイフレンドの一人。
基本的に私は男の人が好きになるタイプらしい。自分では意識した事はないが。なぜ夫と結婚してしまったのか、結婚しないでいたら私も犯罪を犯す事もなかった。
そう考えてみるとやはり夫も憎くてたまらない。
夫は優しい人だった。
当時の私は大好きだった父が末期癌であっという間に亡くなってしまったせいで、寂しく、優しいと優柔不断を勘違いしてしまったせいだ。
義母も結婚する前とは全く別人。
自分で店をしていたので初めて会った時もとても明るく、良く働いて。
私の母に会った時も私の事を褒めあげて恥ずかしいくらいだった。
でもそれは良く考えてみると、絶対に逃してはいけない召使を捕まえる為。
私の母は結婚に反対していたのはなんとなく分かっていたからだったらしい。
結婚してから母には何度となく離婚をするように言われた。
けれど私の性格が邪魔してどうしてもできなかった。
最初の何故は結婚して最初の子供ができた時だった。とても流行っていた店を義母が止めると言ってきた。理由は孫の面倒をみるから。
私は短大卒業後直ぐ結婚した。専業主婦。また店をしているからと言ってすぐ同居した。
夫が止めてくれると思った。
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