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苦しみの向こう

[96]  ふく  2008-12-10投稿
諦めると決めた
いつかは忘れられると思ったから

泣かないと決めた
笑って過ごせば傷も癒えると思ったから

だけど何だか悲しくなる
だってまだ頑張っている自分がいる
新しい洋服を買いに行けばあなたが好きそうな物を選んでしまう
あなたが長い髪が好きだと言っていたから伸ばし続けている
あなたにいつか会える気がして
その時私を選ばなかった事を後悔させたくて綺麗になろうとエステにも通った

もうどうでもいいと投げやりになったはずなのに
私は未だに何を期待しているのだろう

ふとした時に寂しくなり笑顔を失う
溜め息混じりの白い息が消えてはまた虚しく目の前に広がる

何度忘れようとしても
何度もあなたを思い出す
楽しく笑い合った日々
二人の距離が縮まらなくても会えるだけで良かった

もう会えないのならば
せめてこの苦しみから解放されたい
少しだけでもいい
この胸の傷みが和らげばいい

決心とは裏腹に想いは込み上げるから
だったら夢の中だけででもあなたと結ばれたい
幸せそうに笑って
あなたの肩に寄り添いたい

そして目が覚めて現実に戻った時
あなたとの記憶だけ消えていたらいいのに

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