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願いごと(?)

[381]  aLiCe  2006-06-22投稿
私はようやく笑顔を見せることが出来た。
「お…俺のせいなのに、俺だけ生きるなんて…できない」
私は優しく彼の髪を撫でた。
「大丈夫。大丈夫だから。だって、私はあなたを愛してるもの」
誰よりも。だから、そんなに自分を責めないで。
「愛音…」
「もう時間がないみたい。あなたは、ちゃんと生きるのよ。もう私のことなんて忘れていいからね…」
彼は勢いよく首を横に振った。また、涙が零れそうになる。

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