ユメクイ 1
たとえば夢の中でこれは夢って気づくときあるでしょう。そして目が覚めてああ夢かよ、とか夢でよかった、とか思ったりして。でも次の日には忘れてるって奴…。
気がついたら目の前に「道」が周りを囲む様にいくつもあった。「道」は一つ一つ色も違うし、土だったり、コンクリートだったり、泥道だったりしてた。そこで立ちすくむ俺。妙に現実味のあるありえないことが起きているのに俺は冷静だった。
ああこれって夢なんだな
これが夢って気づくとそれがどんな夢なのか知りたくなった。この「道」の中から一つ選んで進むとどうなるか。俺は興味津々で水色の「道」を行った。
ずっと行くと部屋のドアの前まできた。俺はそのドアを開けた。
そこには「俺」がいた。「俺」は金持ちで何かのパーティーをしているようだった。まるで映画を見ている様な感覚だ。主人公は「俺」。とても楽しそうに笑う「俺」。そんな「俺」を見たらすごく気分が良くなった。もしかしたらこの夢は俺の未来を映す夢なのかもしれない。その楽しげなパーティーが終わったら俺はもとの「道」に囲まれているところに戻っていた。
「なんだ。もう終わりかよ」
と、呟くと後ろから肩を叩かれた。振り向くとそこには黒いスーツを着た紳士みたいな若い男がいた。にっこり微笑んでいる。
「どうでしたか?」
男は聞いてきた。
「あ、ああ。さっきのやつ?すごく面白かったよ。あれってもしかして俺の未来だったりする?」
「…さあ」
男はにっこりした表情を変えずにそう言った。
気がついたら目の前に「道」が周りを囲む様にいくつもあった。「道」は一つ一つ色も違うし、土だったり、コンクリートだったり、泥道だったりしてた。そこで立ちすくむ俺。妙に現実味のあるありえないことが起きているのに俺は冷静だった。
ああこれって夢なんだな
これが夢って気づくとそれがどんな夢なのか知りたくなった。この「道」の中から一つ選んで進むとどうなるか。俺は興味津々で水色の「道」を行った。
ずっと行くと部屋のドアの前まできた。俺はそのドアを開けた。
そこには「俺」がいた。「俺」は金持ちで何かのパーティーをしているようだった。まるで映画を見ている様な感覚だ。主人公は「俺」。とても楽しそうに笑う「俺」。そんな「俺」を見たらすごく気分が良くなった。もしかしたらこの夢は俺の未来を映す夢なのかもしれない。その楽しげなパーティーが終わったら俺はもとの「道」に囲まれているところに戻っていた。
「なんだ。もう終わりかよ」
と、呟くと後ろから肩を叩かれた。振り向くとそこには黒いスーツを着た紳士みたいな若い男がいた。にっこり微笑んでいる。
「どうでしたか?」
男は聞いてきた。
「あ、ああ。さっきのやつ?すごく面白かったよ。あれってもしかして俺の未来だったりする?」
「…さあ」
男はにっこりした表情を変えずにそう言った。
感想
感想はありません。