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君はスタア:2

[155]  のろ  2008-12-13投稿

2008年12月8日。
あれから2日もたったのに、まだわたしはあの時に浸っていた。

「…ち……ちょ…ちょっと!きいてんの?!」

!!

「ああ!ごめん!」

「あんたまた杉山のこと考えてたの?」

「だって生だったからあ〜♪」

「どうせあんな若手すぐ廃れていくわよ。」

「そんなことないもん!!」




放課後は毎日の様に、決まったファストフードに寄る。
そのときの会話は、いつも決まっていた。


「そうそう!最近彼氏とはどうなの?!」

「あ〜。もう別れたわよ。」

「なんで?!かっこよかったのに勿体ない…」

「あいつとんでもなくバカなのよ。頭のない奴は好きじゃないわ。」



この子の言葉は、私の教訓でもある。
かっこいい一言、私には言えない。



美人で頭が良くて人気がある。
それが、私の親友だ。



「それより、あんたはどうなのよ?」

「え?」


もちろん、彼氏なんていない。



「気になる人とかいないわけ?」


ふと浮かんだのは

「杉山くん…」




「あはは!!ばっかじゃないの?!」


いきなり笑い出してびっくりした。


「な、なに!いいじゃん!好きなんだもん!」

「あんたそれは「好き」じゃないでしょ?」

「え?!ち、違うの?」

「それは単なる「憧れ」よ。」

「芸能人っていう異世界への憧れ。好きなんかじゃないわ。興味本位でしょう。」



そうかもしれない。
彼女が言うとそうかもしれないと思う。



私は…

彼が好きなんだろうか…?



あのとき。握手したとき。

私は。



確かに、杉山智弘を見た。

確かに、彼の目をみた。



そして、確信した。



「私は杉山智弘が好きなんだ」と。

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